セブ島はダイビングスポットとして、世界中からダイバーが集まってきます。その中にはリピーターも多いのですが、その理由はセブ島の環境とその美しさでしょう。
セブ島はダイビング初心者から上級者まで楽しめるスポットが点在しており、体験ダイビングやライセンス取得の場としても人気が高いです。そんなセブ島でのダイビングについて、その魅力やおすすめスポットなどを一気に紹介します!
- セブ島旅行を満足したい!!
- 損しない旅行をしたい!!
たくさんの声をいただき、本当に人気のあるツアーだけを厳選しました。
セブ島ダイビングの魅力

セブ島でのダイビングの魅力はどこにあるのでしょうか。確認しておきましょう。
水温が高くいつでも潜れる
常夏の島、セブ島は一年中水温が高いので、いつでも潜ることができます。寒い冬にダイビングするときに用いるドライスーツを使う必要もありません。水温が低いときでも25度くらいですので、ダイビングするには十分暖かいです。世界的に有名なダイビングスポットでも、一年中これほど高い水温を維持している場所はそれほど多くありません。
セブ島には雨季がありますが、雨季といってもスコールという一時期的な雨が降るだけです。台風シーズンは海が荒れることもあるので、天候に注意が必要ですが、それをのぞくといつでもダイビングできるという点が大きな魅力となっています。
至れり尽くせりのダイビング
セブ島でのダイビングはいわゆる「お殿様、お姫様ダイビング」と呼ばれるスタイルです。重い器材を運んだり、そのセッティングなどはスタッフにおまかせできます。
ボートに乗り込む前から終了まで、経験豊富なスタッフがていねいにサポートしてくれます。少しブランクがあってセッティングに自信がない人や初心者にもやさしいダイビングなのです。

ボートエントリーだから効率的
ダイビングを行う際は、ビーチから歩いたり泳いだりしてダイビングスポットまで移動する「ビーチエントリー」と、ボートでスポットまで移動する「ボートエントリー」とがあります。セブ島でのダイビングはほとんどボートエントリーですので、重い器材を持った状態で歩く必要がありません。
使用するボートはセブ島ならではのバンカーボートと呼ばれる小さな船です。このボートには左右にバランスを取るための骨組みがついているため、左右に揺れることが少ないという利点もあります。
体験ダイビング、ライセンス取得も可能
セブ島は初心者から上級者まで楽しめるダイビングスポットがたくさんあります。
そのため、体験ダイビングの場所も多く、はじめてのダイビングスポットとして理想的な条件がそろっています。
また、一年中いつでも潜ることができるので、できるだけ短期間でライセンスを取りたいという人にもむいています。ライセンス取得に必要な座学は、日本を出る前にオンラインで行うこともできます。
日本語が通じるショップも
英語があまり得意でない人にとっては、海外でのダイビングは不安を感じることもあるでしょう。
その点、セブ島のダイビングショップは日本人や日本語が話せるスタッフが常駐しているところもあります。

セブ島ダイビングのベストシーズン

セブ島は赤道に近く、一年中温暖な気候です。水温も高く、北半球が冬にあたる10月以降でも25度くらいあるので、いつでも潜ることができます。
9月から11月は台風シーズンとなるので海が荒れやすくなりますが、それをのぞけば一年中ベストシーズンといってもいいくらいです。
乾季が最高
ただ、海水の透明度が最も高くなるのは乾季で、12月から5月がこれにあたります。12月は雨季が明けたばかりですので少し雨が降る日もありますが、それを過ぎれば晴天の日が続き、海水の透明度はどんどん高くなります。
海の状態という観点からは、乾季の中でも特に後半がおすすめです。ただし、大物との遭遇率はその時期によって異なるため、さまざまな時期に潜って試してみてもらいたいです。
セブ島のスキューバダイビンの種類

セブ島は体験ダイビングにも向いているといいました。ダイビングには、体験ダイビングとファンダイビングがあります。
体験ダイビング
体験ダイビングは文字通り、ライセンス無しで体験できるダイビングです。インストラクターといっしょに潜る体験ダイビングでは12mまでしか潜れません。ライセンスを持っていると潜れる範囲が一段と広くなりますので、多様な海洋生物と出会うことができます。
ライセンスを持っていない人は、気軽に挑戦できる体験ダイビングから始めてみてください。経験豊富なインストラクターといっしょに潜るので心強いです。
ファンダイビング
一方、ファンダイビングは「Cカード」と呼ばれるライセンスを持っている人のためのものです。ファンダイビングでは、40mの深さまで潜ることができます。
ちなみに、ダイビングは、10歳以上の健康な方ならだれでもはじめることができますよ。セブ島ではライセンスを取得することもできるので、体験ダイビングが気に入ったら、ぜひ検討してみましょう。

セブ島で体験ダイビングする方法

体験ダイビングを行うには、ツアーに参加するのがお手軽です。体験ダイビングは現地で申し込むこともできますが、日本からオンラインでも予約できます。セブ島への旅行を計画する際に、体験ダイビングのツアーをオプションで付けることができます。すべて日本語でやり取りできるので、英語が苦手な方にもおすすめですよ。
ツアーには、ホテルまでの送迎や、ランチ代、入島税などが含まれていることが多いです。旅行会社によって内容が異なりますので、申し込みの際によく確認しておきましょう。
セブ島で体験ダイビングする前に知っておきたい「減圧症」

セブ島での体験ダイビングは、美しい海を満喫できる素晴らしいアクティビティです!ただし、安全に楽しむために「減圧症」というリスクについて知っておくことが大切です。とくにダイビング後は24時間以上飛行機に乗らないことが重要なルールとなっています。
減圧症とは
減圧症とは、ダイビング中に体内に溶け込んだ窒素が、急激な気圧の変化によって気泡となり、血管や臓器を傷つける状態のことをいいます。水中では高い圧力のため、陸上より多くの窒素が体内に取り込まれます。
これがゆっくりと排出されずに、飛行機搭乗や急浮上などで気圧が急変すると体内で気泡化し、関節痛やしびれ、めまいなどの症状を引き起こすことがあります。正しい知識を持てば、過度に心配する必要はありません。
予防方法
減圧症を防ぐためには、ダイビング後に24時間以上の休息を取ることが大切です。飛行機に搭乗するのはダイビング翌日以降とし、潜水後すぐの高所移動も控えましょう。
また、海中ではインストラクターの指示を守り、ゆっくりと浮上することが重要です。落ち着いてダイビングを楽しめば、減圧症のリスクは低くなります。安全ルールを守ることで、セブの美しい海を安心して満喫できます!
これは水深の深いところから急激に浮上するときも同じです。そのため、ダイビングの際に浮上するときはゆるやかに浮上する必要があります。海中でパニックを起こしたりして急浮上してしまうと、減圧症になるリスクが高くなるので、注意が必要です。この減圧症を予防するために、ダイビングを行った後は飛行機搭乗までに24時間、時間を空けることがルールとなっています。弾丸旅行などでは、ぎりぎりまでダイビングしたいと思うかもしれませんが、ダイビングした当日は飛行機に乗れませんので、覚えておいてくださいね。

セブ島でダイビングツアーを予約するときのポイント
セブ島でダイビングツアーを選ぶときに、チェックしたいポイントについて書いておきます。
ビーチエントリーとボートエントリー
先ほども少し触れましたが、ダイビングには2つのスタイルがあります。ビーチエントリーとボートエントリーです。ダイビングで海に入ることを「エントリー」といいますが、ビーチエントリーは器材を身につけた状態で、ビーチから歩いて、あるいは泳いでスポットへ向かいます。
一方、ボートエントリーは、ボートでスポットまで行き、そこから海に入るスタイルのことをいいます。ボートエントリーは船上で器材を装着し、海へジャンプするので、重い器材を背負って歩く必要がありません。セブ島で多いのはボートエントリーの方ですが、いきなり足のつかない沖合でダイビングすることに抵抗がある人はビーチエントリーを選ぶとよいでしょう。
ダイビングスポットと回数をチェック
セブ島にはたくさんのダイビングスポットがあるので、どこでダイビングするか迷ってしまうと思います。時期によって、遭遇しやすい海洋生物などが異なるため、タイミングと好みに合わせてスポットを選ぶとよいでしょう。ツアーで何か所のダイビングポイントに潜ることができるのかも、確認すべき重要なポイントです。
はじめての方は1回ダイブのツアーがおすすめですし、慣れている方なら一度のツアーで2か所回りたいと思う人もいるでしょう。2回ダイビングする場合、1回目と2回目の間には通常60分以上のインターバルを置きます。そのことを知っておくと、ダイビングツアーにかかる時間がだいたい読めるようになります。
セブ島ダイビングスポットおすすめ
セブ島とその周辺にはダイビングスポットがたくさんあります。透明度の高い海と多様性にあふれる海洋環境は、世界中のダイバーを引き付けています。
ここでは、セブ島に来たらぜひ潜ってほしい、おすすめダイビングスポットを紹介します。
ヒルトゥガン島
ヒルトゥガン島はセブ島に隣接するマクタン島からボートで約20~30分の距離にある島です。海洋自然保護区に指定されており、透明度の高さはダントツです。
水深がそれほど深くないところでも、ロウニンアジの群れを見ることができるので、体験ダイビングでも十分楽しめます。流れが強くなく波も立ちにくいので、ダイビング初級者にもピッタリです。その他には、マダラトビエイやハマダツ、ツバメウオの群れとの遭遇率が高いです。初心者から上級者まで、セブ島でダイビングするならまずは訪れてもらいたいスポットです。

マクタン島

セブ島と橋でつながれているのがマクタン島です。セブの国際空港もマクタン島に位置しています。ウミガメのほかに、ツバメウオやギンガメアジの群れとの遭遇が期待できます。時期によっては、ジンベイザメやマンタが見られることもあります。
リゾートホテルとプライベートビーチが並ぶマクタン島ですが、ダイブショップはたくさんあり、日本人スタッフがいるお店もあります。英語があまり得意でない人にもおすすめです。
ナルスアン島

長い桟橋で有名な無人島です。マクタン島からはボートで約1時間かかりますが、手つかずの自然が広がります。
ランドマークでもある桟橋から東側には色とりどりのサンゴ礁が広がり、多種多様な熱帯魚がたくさんいます。一方、西側は砂地が広がっていて東側とはまったく違う海洋環境が見られます。
スミロン島

スミロン島は、セブ島南端近くに位置する小さな島で、抜群の透明度を誇る海が魅力です。真っ白な砂浜とエメラルドグリーンの海が広がり、海中には美しいサンゴ礁とカラフルな熱帯魚が群れを成しています。
透明度は20メートルを超える日もあり、初心者から上級者まで幅広く楽しめるスポットです。運が良ければウミガメと出会えることも!穏やかな海域なので、体験ダイビングやシュノーケリングにもおすすめです。

オスロブ

オスロブは野生のジンベイザメを餌付けすることに成功した港町です。ジンベイザメを見るために、世界中からダイバーやシュノーケリング愛好者が集まってきます。
ジンベイザメとの遭遇率はほぼ100%。ボートから与えられる餌を目当てに集まってくる複数のジンベイザメを見上げながらダイビングできます。
モアルボアル

セブ島南西部にある町、モアルボアルは「イワシトルネード」と呼ばれるイワシの大群が見られることで有名です。
数百万ものイワシがまるで一つの大きな生物のようにうねりながら泳ぐ姿は圧巻です。そのイワシたちを狙ってニタリザメが群れをアタックする姿も見られるかもしれません。この付近にはウミガメも生息しているので、ウミガメとの遭遇率も高いです。
バリカサグ島

セブ島の東にあるボホール島近くにある小さな島です。ギンガメアジ、バラクーダとの遭遇率が高いです。運が良ければ、ウミガメやナポレオンフィッシュを見ることもあります。
非常に人気があるダイビングスポットで、ダイビングできる人数が制限されています。そのため、早めの予約がおすすめです。
マラパスクア島

マラパスクア島は、セブ島の北端からボートで約30分の場所に位置する小さな島で、世界中のダイバーから注目を集めています。最大の魅力は、早朝ダイビングで高確率で遭遇できるニタリザメ(オナガザメ)です。
特にモナドショールというダイブポイントでは、日の出とともに水深約25〜30メートルのクリーニングステーションに現れるニタリザメを間近で観察できます。透明度の高い海と豊かな海洋生物、多様な地形が魅力のマラパスクア島は、初心者から上級者まで楽しめるダイビングスポットです。
オランゴ島

オランゴ島はマクタン島からボートで15分の近さにある島です。島周辺には複数のダイビングスポットがあり、それぞれに特徴が異なります。
ギンガメアジやツバメウオの群れを見られるほか、小さな生物もたくさんいます。ピグミーシーホースやアケボノハゼなど、マニアにはたまらないスポットでもあります。

リロアン

リロアンは、セブ島南部の小さな町で、透明度の高い海と豊富な海洋生物が魅力のダイビングスポットです。特にマクロダイビングに定評があり、ウミウシやエビ、カニなどの小さな生き物の宝庫としてダイバーに人気です。
潮通しの良い海域では、サンゴ礁も元気に広がり、色鮮やかな熱帯魚が舞う光景に癒やされます。さらに、運が良ければアオウミガメやバラクーダの群れに遭遇できることも!穏やかなポイントが多いため、初心者からベテランまで幅広いレベルのダイバーにおすすめです。
アポ島

アポ島は、セブ島から船でアクセスできるダイビングの聖地ともいえる存在です。海洋保護区に指定されており、手つかずのサンゴ礁と豊かな海の生態系が魅力です。
広大なソフトコーラルやテーブルサンゴの群生地を泳ぐと、無数のカラフルな魚たちに囲まれ、まるで海の楽園に迷い込んだような感動を味わえます。さらに、アオウミガメとの高い遭遇率も大きな魅力!ドリフトダイビングや穏やかな浅瀬のポイントがあり、初心者から上級者まで楽しめます。
セブ島ダイビングでの注意点

セブ島でのダイビングを行う際の注意点について説明しておきます。
ダイビング当日の飛行機搭乗は禁止
「減圧症」については先に説明しました。潜水してから少なくとも24時間以内は飛行機に乗ることが禁止されています。
減圧症はひどい場合には呼吸困難を伴う場合もあります。搭乗日はダイビングできませんので、予定を立てる際に気をつけましょう。
こまめな水分補給
ダイビング中は汗をかきますので、こまめな水分補給が必要です。水分補給で脱水症状を予防することは、減圧症のリスクを小さくすることにも繋がります。
ダイビングツアーに参加すると、飲料水が提供されることが多いですが、心配な人はボトル入り飲料水を持参する方がよいでしょう。
常に落ち着いてダイビングしよう
セブ島での体験ダイビングでは、経験豊富なインストラクターが付き添って潜ってくれます。インストラクターや他のダイバーとは、ハンドサインを使ってコミュニケーションしますが、ハンドサインは事前の講習やブリーフィングで説明してくれます。
ダイビングで最も危険なことは、水中でパニック状態になることです。インストラクターや他のダイバーとは、ハンドサインで常に状況確認し、落ち着いてダイビングを楽しむようにしましょう。
ダイビング前後の飲酒は避ける
飲酒後、あるいは二日酔いの状態でのダイビングは非常に危険です。アルコールを摂取した後に泳ぐこと自体、心臓発作のリスクを高めるといわれています。また、お酒を飲むとのどが渇きますが、これは身体が脱水状態になっているためで、この状態でダイビングすると減圧症を起こしやすくなります。
さらに、ダイビング直後のアルコールを摂取も、体内の窒素排出を遅らせる可能性が高いことが指摘されています。お酒が好きな人はダイビング前後に飲みたくなるかもしれませんが、ぐっとがまんしましょう。
セブ島ダイビングによくある質問
最後にセブ島でのダイビングに関してよくある質問をまとめてみました。
セブ島でのダイビングを楽しもう!
セブ島でのダイビングについて紹介してきました。セブ島は体験ダイビングツアーも盛んですので、はじめてのダイビングスポットとしてもおすすめです。ダイビングスポットが多く、多様性も高いため、初級者から上級者まで楽しめます。また、一年中いついっても潜ることができるのもうれしいですよね。
季節や時期によって出会える海洋生物が異なりますので、何度でも行きたくなる島なのです。ダイビングライセンスが取得できる場所は国内外にたくさんありますが、一度セブ島でダイビングすれば、その美しさに魅了されることでしょう。何度潜っても新しい発見があるセブ島。ぜひ、ご自身の目で確認してみてください!