セブ旅行に行くときに気になるのが両替です。
セブ島は世界各国から観光客が訪れるリゾートですが、クレジットカードが使えないお店もあります。そんなとき、頼りになるのは現金!
ということで、今回はセブ島旅行に必要な外貨両替についてまとめました。
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セブ島での両替!フィリピンのお金について
セブ島への旅行、ワクワクしますね。でも、飛行機に乗る前に、チェックしておきたいのが、フィリピンのお金と両替です。
通貨
フィリピンで使われている通貨は、ペソで、その下の単位はセンタボです。フィリピンのお金は紙幣と硬貨がありますが、紙幣は20、50、100、200、500、1000ペソの6種類があり、1000ペソ札が最も大きな紙幣になります。
硬貨は8種類あり、1、2、5、10ペソと、1、5、10、25センタボ硬貨があります。
実際の観光ではセンタボコインを見かけることはあまりありません。ローカルのスーパーマーケットなどでお釣りとして渡されることがあるくらいです。
リゾートのレストランや大きなショップではクレジットカードが使えるところも多いですが、街中の小さなお店やタクシーの支払いでは現金しか受け付けてくれない場合もあります。
そのようなとき、500ペソ札や1000ペソ札などの額面の大きな紙幣は、お釣りがないといわれることがあります。街を散策するときは、小さめの紙幣やコインを持ち歩くクセをつけておきましょう。
フィリピンペソの関する豆知識は「フィリピン・セブ島の通貨「ペソ」で旅行はもう困らない!」にて紹介しています。
セブ島での両替レート相場はいくら?
日本円とペソの為替レートは、2023年10月現在で1円=0.38ペソくらいです。
つまり、1万円=3800ペソということになりますが、現地で日本円を換えたときに実際受け取る金額はもう少し小さくなります。なぜなら、空港や両替所で両替するときには、手数料がかかるためです。
手数料は場所によって異なりますので、できるだけ手数料が安い=レートがいいお店で両替したいですよね。日本の空港やセブ島現地でレートがいいお店は、後半で紹介しています。
セブ島旅行の両替は日本と現地、どっちがお得?
場所によるレートの差は、一見小さな数字に見えることでしょう。
短期旅行であれば、あまり神経質になる必要はないかもしれません。でも、旅行期間が長めの人や現地でまとまった買い物をする予定の人にとっては、レートの違いが旅行費用を左右することがあります。
セブへは長期滞在や留学目的で行く人もいると思いますので、特にそのような方にとっては、少しの差がトータルすると大きな金額の違いになってしまいます。
ですので、両替レートは少しでもよいに越したことはないのです。
海外旅行に行く際には、日本円を現地通貨に換えなくてはいけませんが、日本国内で用意するか、現地調達するかという問題があります。
日本でペソを入手する場合、空港かオンラインで両替することになります。いずれにしても、セブ現地よりもレートが悪くなるのでおすすめしません。
どうしても不安な人は、できるだけ少ない金額だけを日本で両替するようにしてください。
また、フィリピンペソの持ち出し金額には上限があります。現在、持ち出しできるのは5万ペソまでとなっていますので、それ以上の金額はセブに着いてから換えるようにします。
空港で持参する現金をチェックされることは、あまりありません。でも、万が一見つかったら、上限を超えるお金は没収されますので気をつけましょう。
セブで両替できる場所
セブでは、マクタン空港、ショッピングモール、宿泊先のホテル、銀行などで日本円をペソに換えることが可能です。この中でレートが一番いいのは、ショッピングモール内の両替商で、マクタン空港、ホテルの順に悪くなります。
そのため、空港やホテルでの両替はしない方がいいのですが、空港からホテルまでタクシーで行く場合は、少額の現金が必要になります。その場合は、空港の両替カウンターで必要最小限額をペソに換えるようにしましょう。
空港からセブのホテルまでタクシーに乗る場合、どんなに多く見積もっても、5,000円ほど両替しておけば余裕で足りると思います。
ホテル予約の際に、空港からホテルまでの送迎が含まれている場合は、ホテル送迎の担当者が空港まで迎えに来てくれるはずです。タクシー代は必要ないので、空港で両替せず、街についてからショッピングモールなどで両替するとよいでしょう。
大型ショッピングモール内の両替商
セブは至るところに両替商がありますが、特にショッピングモールに行けば複数の両替商が設置されています。通常、フィリピンでは、ショッピングモール内のお店が最もおすすめです。
また、治安の面からいっても、路面店ではなくショッピングモール内のお店の方が安心感があります。
セブでは、アヤラモールに入っている両替商が評判がよいです。
アラヤモール内には複数の両替所が入っていますが、その中のお店でもレートがいいところとよくないところがあります。また、たとえ同じ系列店舗であっても時間やお店によって異なる場合があります。
いくつか回って一番レートのいい場所を利用するとよいでしょう。
セブマクタン空港
セブのマクタン空港は、街中に比べるとレートが悪いです。必要な場合のみ少額を両替するようにしましょう。
ちなみにフィリピンの空港の中でも、マニラ空港の両替カウンターはレートがよく、市内の両替商とほとんど変わらないときもあります。
マニラ経由でセブに行く場合は、検討してみてもよいと思います。
ローカルの両替商
セブではマンゴーストリートなどに両替できる店があり、レートはよいです。しかし、このエリアはあまり治安がよくなく、両替商の評判も悪いです。
紙幣をごまかそうとしたり、お金を持ったままスタッフが店からいなくなったりなどのトラブルが報告されています。
そのため、あまりおすすめしません。
フィリピン人の友人やローカルガイドが案内するなら、まだ安心できるかもしれませんが、そうではない場合、トラブルになるリスクが高いので避ける方が賢明です。
ホテル
セブではホテルでも両替することができますが、レートは非常に悪いです。緊急時でもない限り、ホテルでは行わないようにしましょう。
銀行
銀行でも外貨両替が可能です。しかし、セブではショッピングモールに比べるとレートは劣ります。
また、銀行はいつも人で混み合っていますので、利用するメリットは小さいです。
日本の空港
日本の空港で出発前に両替することもできます。しかし、これが最もレートの悪い方法です。
現金ペソを持っていないと不安に感じるかもしれませんが、よほどのことがない限り、日本の空港での両替はおすすめしません。
また、余ったフィリピンペソを日本円に再両替する際にも、日本の空港ではなくフィリピンを出発する前に両替する方がレートがいいです。
セブ島での両替レートがいい場所
セブ島の中ではショッピングモール内の両替所が最もレートがいいといいました。ショッピングモールには複数の両替商が入っていることが多く、同一のショッピングモール内でも場所によって、レートが違います。
一般的に、ショッピングモール内で、よく目につく場所にあるお店の方がレートが悪い傾向にあります。
少し奥にあって、探すのに時間がかかりそうな場所の両替商がよいレートだったりするので、じっくり探してみてください。
ここでは、セブでレートがいい場所を紹介します。
アヤラモール
セブ市にあるアヤラモールには複数のスポットがあります。吹き抜けの通路ど真ん中に、よく目立つ両替商がありますが、ここのレートはあまりよくありません。
アラヤモールでレートがいいのは、3階トイザらス向かいの小さなお店と、新館の地下にあるお店です。新館地下の両替商はスーパーマーケット「ルースタンス」の近くにあります。
また、アヤラモールには、フィリピンペソから日本円に両替できるお店があります。帰国前に余ったペソを再両替するときは、ここで行うことができます。
SM・シティーモール
セブ市、エスエム・シティーモールには3カ所の両替所がありますが、レートに違いはありません。どこも同じ金額になります。
ガイサノマクタン新館
マクタン島のガイサノマクタンというショッピングモールの新館にある両替商もおすすめです。本館ではなく新館ですので、間違えないようにしてください。1階の奥に入っています。
アイランドセントラルモール
マクタン島の比較的新しいショッピングモール、アイランドセントラルモール1階の両替所もレートがよく、おすすめです。
Jパークホテルの向かいスーパー前
マクタン島のリゾートエリアでは、Jパークホテルの前にあるメトロスーパー入り口前の両替商がおすすめです。午後5時ごろまでしか営業していないので、注意してください。
セブ島での両替よりクレジットカードがお得?
海外旅行では日本円をフィリピンペソに両替して現金で払うより、クレジットカードで支払う方がお得になることが多いです。
セブ島の場合、クレジットカードが使えるお店が限られるので、使いにくいというデメリットはありますが、使えるお店ではクレジットカード払いした方がメリットが大きいかもしれません。
現金払いするよりもクレジットカードを使った方がいい理由はいくつかあります。
両替レートがお得
一般的にクレジットカードを利用して買い物をする方が、現金決済よりもレートがよくなります。また、両替手数料も不要になるので、クレジットカード利用の方がお得なのです。
安全性
現金を持ち歩くよりもクレジットカードを使う方が、セキュリティ面でも安心です。
現金は盗難などで紛失してしまうとそれまでですが、クレジットカードの場合、万が一カードが紛失しても、連絡すればすぐに利用ストップしてもらえます。新しいカードの発行も速やかです。
もし不正に利用されることがあったとしても、カード会社に連絡すればその分は保証されます。
クレジットカード利用にはデメリットも
ただし、セブでのクレジットカード利用はデメリットもあります。
まずは、クレジットカードを使えるお店そのものがあまり多くないことです。観光客がよく行くようなお店であれば、VISAやマスターカードを受け付けているお店は多いです。しかし、街の小さなお店やタクシーなどの乗り物は、現金払いのみであることがほとんどです。
さらに、クレジットカードが使えるお店であっても、クレジットカード決済の際に数%の手数料を上乗せされることがあります。手数料率にもよりますが、レートがよくても結果的に現金払いの方が安くつくこともあるのです。
もう一つの問題は、場所によっては端末の接続が悪く、機械があっても使えないこともあります。
クレジットカードは便利ですが、万が一カードが使えないときのために、現金もそれなりに持っておく方が安心でしょう。
セブ島で国際キャッシュカードは使える?
国際キャッシュカードは、海外旅行先のATMに差し込んで、現地通貨を引き出しできるカードです。日本国内で銀行キャッシュカードを使って、ATMから日本円を引き出すのと同じ感覚で使うことができます。
セブ島の通貨はフィリピンペソですので、セブ島のATMからは日本円ではなくペソが出てきます。
セブにはたくさんのATMがあり、国際キャッシュカードに対応している機械も多いです。ただし、セブのATMで国際キャッシュカードを使う場合、手数料が最低250ペソかかります。
また、通常ATMから国際キャッシュカードで現金引き出しを行う場合、1回あたりの引き出し可能上限額が定められています。セブの場合、1万~2万ペソが上限となっており、総合するとけっこうな手数料率になります。
そのため、あまりお得感はありませんが、いざというときのために持っておくと安心かもしれません。
国際キャッシュカードは、一度作っておけばフィリピン以外の国でも使えるところが多いので、持っていない人はこの機会に作っておくとよいでしょう。
日本を出国する前に銀行で、海外で使える国際キャッシュカードとして発行してもらってくださいね。
セブ島での両替で必要なモノ
セブ島で両替する際には、パスポートの提示を求められます。
両替するお店によって異なりますが、指定の用紙に名前や住所、パスポート番号などを記載するよう、求められることもあります。ですので、セブで両替するときには、パスポートを必ず携帯するようにしてください。
また、セブでは、日本円をそのままフィリピンペソに両替することができます。もちろん、米ドルやその他の通貨も両替できますが、日本円をわざわざ米ドルに換えて持って行く必要はありません。
セブ島旅行の両替の注意点
セブ島は比較的治安のいい場所ですので、外貨両替についてのトラブルはそれほど多くありません。それでも、注意していないとごまかされてしまったり、すきをつかれることもあります。
セブでの両替の際に気を付けたいことをまとめました。
その場で金額を確認する
両替してフィリピンペソを受け取ったら、その場でお札を数えてきちんとそろっているか確認してください。あとで足らないことに気が付いて両替所に戻って抗議しても何もしてもらえません。
自分の後ろに他のお客さんがいて順番を待っているときは、後ろの人が気になってそわそわするかもしれません。
でも、外貨両替する人は、みんなお金をきちんと確認してからその場を離れるものです。お店の人もそれは分かっているので、焦る必要はありません。
レート計算が正しく行われているか、そしてその合計金額分、きちんと渡してもらえているか、落ち着いて確認するようにしてください。
額面が小さいお札を混ぜてもらう
セブで現金払いをする際、小さなお店やタクシーなどで500ペソや1000ペソの高額紙幣を出すと、お釣りがないといわれることがあります。
両替してペソを受け取るときには、100ペソや50ペソ、20ペソなど、額面の小さな紙幣を混ぜてもらうようにしましょう。
人前で現金をちらつかせない
両替してお金を受け取ったら、財布やカバンに現金を収めてからその場を立ち去るようにしてください。手に札束をもったままショッピングモールや街中を歩くのは、「盗ってください」といっているようなものです。
お店で現金を支払うときも同様です。人前では現金を出さないことを徹底するようにしましょう。
旧紙幣は使えない
最近はもうあまりないと思いますが、フィリピンの旧紙幣は2017年3月末で使用できなくなっています。
旧紙幣は現在、銀行に持って行っても換えてもらえませんので、注意しましょう。少し前まで、お釣りを受け取るときに紛れ込ませたりということがあったようです。
見慣れないお札が混じっていたら、要注意ということですね。
セブ旅行で余ったフィリピンペソを再両替する方法
両替したフィリピンペソを使い切ることができなくて余ってしまうこともよくあります。再度、フィリピンへ行く予定がある人は、ペソのまま日本に持ち帰ってもいいかもしれません。
ただし、ペソの持ち出しは5万ペソまでと決められていますので、それ以上は国外へ持ち出さないようにしましょう。
余ってしまったペソは、日本に持ち帰っても使えないので、日本円へ再両替します。再両替はレートがとても悪いので、できればしない方がいいのですが、どうしても使いきれないことの方が多いと思います。
再両替する場合、フィリピンを出国する前に国内で日本円に換える方法と、日本に着いてから空港で両替する方法とがあります。
しかし、日本の空港での再両替はフィリピン国内で両替するよりもレートが悪いので、フィリピンを出発する前に行うのがおすすめです。
セブやマニラの空港には、ショップやカフェがあるので、あまったペソはそこで使い切ってしまうのも良い方法です。
セブ島での両替をスマートに!
セブ旅行における両替についてお話してきました。セブ島は意外にもクレジットカードが普及していないので、現金払いのシーンがたくさんあります。
フィリピンペソへの両替なしには旅行できませんので、少しでもお得に両替できるよう、今回の記事を参考にしてみてください。