マクタン島でシュノーケリングできるスポットはあるのでしょうか?リゾートホテルが建ち並ぶマクタン島ですが、宿泊するホテル付近でシュノーケリングできたら理想的ですよね。セブ島と橋でつながっており、国際空港があるマクタン島は、美しいビーチリゾートを目当てに世界中から旅行者が集まってきます。そんな旅行者の人気アクティビティの一つがシュノーケリングです。
マクタン島のビーチでのんびりするのもいいですが、せっかくのセブ旅行ですから、海の中の世界ものぞいてみたいもの。マクタン島から気軽に行ける、シュノーケリングスポットを探してみました。
- セブ島旅行を満足したい!!
- 損しない旅行をしたい!!
たくさんの声をいただき、本当に人気のあるツアーだけを厳選しました。
マクタン島シュノーケリングの魅力

まず、マクタン島とその周辺でのシュノーケリングの魅力についてお話しておきます。
一年中暖かい海
マクタン島は、セブ島に隣接する島で、フィリピンのほぼ中央に位置しています。赤道に近いため、一年中気温と水温が高く、海水浴やシュノーケリング、ダイビングがいつでもできる環境にあります。
また、セブ島やマクタン島の周辺には大小たくさんの島々が点在しています。そのため、台風シーズンをのぞけば海が荒れにくく、穏やかで波が立ちにくいことも、シュノーケリング愛好者にとっては大きな魅力の一つとなっています。
豊かな海洋環境
マクタン島周辺には、海洋自然保護区が広がっており、多種多様なサンゴ礁や海洋生物が生息しています。ジンベイザメ、ウミガメ、カクレクマノミなど、日本ではなかなか見られない野生の海洋生物を間近で観察することができるのです。

透明度の高い海
シュノーケリングにとって海の透明度は非常に大切ですが、マクタン島周辺の海は、ボートの上からでも魚が見えるくらい透明度が高いです。
後述しますが、特にベストシーズンには海の透明度が一段と高くなるため、海中ではまるで水族館のようにクリアな状態で生き物たちを観察できます。
日本からのアクセスが容易
マクタン島には国際空港があり、日本からの直行便が就航しています。日本のどの都市から出発するかによりますが、最短で5時間以下のフライトでマクタン島に到着できます。
現在は格安航空会社も飛行機を運航しているため、安い時期を狙えば3万円代で往復することも可能です。日本からの週末弾丸旅行でサクッと来てシュノーケリングして帰国する、ということもできるのです。

安全を考慮した環境でリラックス
マクタン島やセブ島でのシュノーケリングは安全性にも考慮して行われるため、安心感があります。シュノーケリングは沖合で行うこともありますので、水難事故に巻き込まれないよう、注意が必要です。マクタン島でのシュノーケリングは、ライフジャケット着用で行うことになっています。そうはいっても、自分で用意する必要はなく、ツアーを開催している会社やプライベートピーチを提供するホテルで、貸し出しサービスが行われています。
そのため、小さなお子さんとのシュノーケリングも、リラックスして楽しめます。多くの場合、現地の潮の流れにも詳しいマリンガイドが付き添ってくれるので、安心です。また、海洋自然保護区(マリンサンクチュアリ)は釣りなど漁業活動が禁止されているので、漁船等を気にする必要もありません。シュノーケリングやダイビングする人の安全を非常に重視している地域でもあるのです。
施設がきれいで使いやすい
もちろん、日本に比べれば劣る点は多いと思いますが、フィリピンの他エリアや東南アジア諸国に比べると、マクタン島の施設は清潔で使いやすいです。
ビーチ付近には、レストランやギフトショップがたくさん並んでいますし、トイレ、更衣室などの設備も多いです。シュノーケリング用品のレンタルショップもあり、手ぶらで行ってシュノーケリングできるのもうれしい点です。
アイランドホッピングでもシュノーケリング
マクタン島からその近郊の島々を複数巡る、アイランドホッピングでシュノーケリングを行うこともできます。マクタン島の周辺にはたくさんの島があり、それぞれの特徴が異なります。シュノーケリングをがっつり楽しみたい人は、シュノーケリングに向いた島を選んでアイランドホッピングするとよいでしょう。
マクタン島からボートで20~30分程度で行ける島もあります。異なる環境とスポットでシュノーケリングできるのも魅力の一つです。

マクタン島シュノーケリングのベストシーズン

マクタン島でシュノーケリングを楽しむなら、乾季(12月〜5月)がベストシーズンです。海の透明度が高く、天候も安定しているため、美しいサンゴ礁や熱帯魚をじっくり観察できます。穏やかな海で初心者から上級者まで安心して楽しめるのも魅力です。
乾季がおすすめ
マクタン島へシュノーケリングが目的で行くのであれば、12月から5月の乾季がおすすめです。乾季は雨が少なく、晴れの日が多いだけでなく、海の透明度も上がります。乾季の中でも特に海中の視界がクリアになるのが2月から5月にかけての時期です。つまり、この時期がシュノーケリングのベストシーズンということになります。
ゴールデンウィーク期間をのぞいて、2月から5月の期間は、マクタン島での観光シーズンがやや落ち着く時期でもあります。クリスマスから年明けにかけては、世界中から旅行者が集まりますが、2月をすぎるとやや静かになります。そのため、観光シーズンのピークからは少しズレることになり、ゆっくりとシュノーケリングを楽しむことができるでしょう。
雨季
マクタン島の雨季は6月から11月になりますが、そのうち、9月から11月は台風シーズンになります。台風シーズンは海が荒れやすくなるのであまりシュノーケリングには向きません。しかし、6月から8月までは、雨季とはいえ、シュノーケリングは可能です。マクタン島の雨季は、スコールと呼ばれるまとまった雨が短時間に降るスタイルです。そもそも、シュノーケリングは少々の雨では中止になることがありません。
シュノーケリングに影響するのは、雨よりもむしろ風です。ですから、海上に波が立ちやすくなる台風シーズンを別として、雨季の期間でもシュノーケリングツアーは開催されています。ただし、雨季のシュノーケリングは、ボートに上がったときに肌寒さを感じることもありますので、寒さ対策をして出かけるのがおすすめです。

マクタン島シュノーケリングのおすすめスポット

マクタン島は美しいビーチリゾートが建ち並ぶ、南国ムードあふれる島です。島にはプライベートビーチや公共ビーチがたくさんあり、浅瀬での海水浴やマリンスポーツを楽しむことができます。しかし、残念ながら、マクタン島のビーチから入ってシュノーケリングできるスポットはそれほど多くありません。
海は穏やかで透明度が高いため、シュノーケリングができないわけではないのですが、白い砂浜が広がるだけですので、特別見るものがないといった感じです。そうはいっても、まったくシュノーケリングができないわけではありません。マクタン島でシュノーケリングができるのは、主に次の2か所です。
シャングリラマクタンアイランドリゾート
プライベートビーチから少し沖に泳ぐと、岩場が広がっています。サンゴや熱帯魚などの海洋生物が生息しているので、シュノーケリングで鑑賞することができます。シャングリラリゾートのプライベートビーチの沖合は「シャングリラ海洋保護区」となっており、ハウスリーフが美しいことでよく知られています。
ちなみに、ハウスリーフとは、ホテルなどが所有する遊泳地域で、サンゴや岩場で構成されている場所をいいます。ホテルのプライベート地域になるので、ホテル宿泊者の使用に限られますが、デイユースを利用することも可能です。ただし、シャングリラホテルのデイユースはコロナ流行以前は休止されていたこともあるので、最新情報を確認の上、お出かけください。
プランテーションベイ リゾートアンドスパ
プランテーションベイ リゾートアンドスパは、全長3.5ヘクタールものラグーンと運河が敷設された広大な複合リゾート。
ここでもプライベートビーチに隣接したシュノーケリングスポットがあり、水深浅めのエリアではサンゴや熱帯魚が豊富です。海中観察が初めてでも安心の穏やかな入り江と、スノーケリング用ボートへの送迎もあります。
マクタン島周辺のシュノーケリングスポット:アイランドホッピング


マクタン島のビーチから入れるシュノーケリングスポットは限られますが、マクタン島周辺や近郊の離島付近にはシュノーケリングを楽しめる場所がたくさんあります。特に、マクタン島から出発するアイランドホッピングでは、複数の島とシュノーケリングスポットを回ることができるので、効率的です。
基本的には日帰りツアーになりますので、旅行の予定として検討してみてください。マクタン島周辺の島々へアイランドホッピングに行く場合、シュノーケリングに向いている島とそうでない島とがあります。シュノーケリングに向いている島を紹介しておきます。
ヒルトゥガン島

ヒルトゥガン島は、マクタン島からボートで約30〜40分の場所にある、海洋保護区に指定された美しい島です。透き通った海と豊かなサンゴ礁が広がり、熱帯魚の群れやウミガメ、時にはマンタまで観察できることも。
漁業が禁止されているため、海の生き物が人懐っこく、目の前で泳ぐ姿をじっくりと眺められるのが魅力です。比較的波も穏やかで、初心者のシュノーケリングにもぴったり。ボートの上からでも魚影が見えるほどの透明度の高さは感動ものです。


オランゴ島

オランゴ島は、マクタン島からボートで約15分、5㎞の距離の南東に位置し、自然豊かな島として知られています。シュノーケリングポイントでは、色鮮やかなサンゴ礁と熱帯魚の群れが広がり、のんびりと海中散策を楽しむことができます。
干潮時にはリーフの上に立って景色を楽しめるのもユニークな体験です。さらに、島内にはバードサンクチュアリがあり、シュノーケリング後に野鳥観察を組み合わせるのもおすすめ。穏やかな海と素朴な自然の中で、心癒されるひとときが過ごせます。

バリカサグ島

バリカサグ島は、ボホール沖に浮かぶ小さな島で、マクタン島からはツアーで訪れる本格的なシュノーケリング&ダイビングスポットです。島の周囲は一帯が海洋保護区となっており、驚くほど豊かなサンゴ礁と魚群に恵まれています。
特にバラクーダや大きなウミガメ、時にはギンガメアジの群れと出会えることもあり、上級者も大満足のポイントです。海の透明度が非常に高く、水中カメラでの撮影にもおすすめ。美しい珊瑚の景色と大物との遭遇に、心躍る体験が待っています。
マクタン島周辺のシュノーケリングスポット:その他

マクタン島と橋でつながれているセブ島にも、たくさんのシュノーケリングスポットがあります。ここでは主にセブ島のシュノーケリングスポットを取り上げてみました。
オスロブ

マクタン島までシュノーケリング目的で行くなら、ぜひ足を延ばしてもらいたいのがオスロブです。ここでは、野生のジンベイザメといっしょに泳ぐことができるためです。セブ島南部に位置するオスロブは野生のジンベイザメの餌付けに成功した港町で、確実にジンベイザメを見ることができます。
セブ市からの日帰りツアーに参加していくのが一般的ですが、自力で行くこともできます。ジンベイザメは午前中しか見られないので、セブ市を出発するのは早朝になりますが、それでも行く価値があります。

スミロン島

スミロン島は、オスロブからほど近い場所にあり、真っ白な砂州とエメラルドグリーンの海が広がる楽園のような島です。島の周囲には美しいサンゴ礁が点在し、熱帯魚やウミガメとの出会いも期待できます。
特に干潮時に現れる真っ白なサンドバーは絶景で、写真映えするスポットとしても人気です。シュノーケリングと合わせて、のんびりとしたアイランドタイムを楽しめます。

モアルボアル

モアルボアルはセブ島南西部にある小さな町ですが、この街のビーチからは泳いでイワシの大群が見られるスポットにアクセスできます。
数百万のイワシが群れとなって泳ぐ姿は「イワシトルネード」と呼ばれ、世界中からシュノーケリング愛好者が訪れます。また、近くにはウミガメの生息地もあるので、ウミガメとの遭遇も期待できます。

マクタン島でシュノーケリングする方法

マクタン島でシュノーケリングするにはいくつかの方法があります。まず、マクタン島のビーチからアクセスしてシュノーケリングする場合は、シュノーケリングできるプライベートビーチを持つホテルに宿泊するか、デイユースを利用するかになります。シュノーケリングできるプライベートビーチを持つホテルは、シャングリラマクタンアイランドリゾートとプランテーションベイリゾートアンドスパの2軒しか確認できておりません。
その他の宿泊施設でも、シュノーケリングをおすすめしているホテル等はあるようですが、申し込んでみるとボートで沖に連れていかれてシュノーケリングしたという口コミが見られるだけでした。マクタン島周辺でシュノーケリングする場合、以下のような2つの方法に分かれます。
- 旅行会社が開催するツアーに参加する
- 自力で現地まで行ってシュノーケリングする
旅行会社が開催するツアーに参加する場合
マクタン島からはたくさんのシュノーケリングツアーが開催されています。アイランドホッピングもその一つですが、アイランドホッピングにはシュノーケリングにあまり向かない島が含まれることもあるので、申し込みの時に確認してください。シュノーケリングツアーに参加する場合、シュノーケリング用品とライフジャケットの貸し出しが含まれているのが一般的です。
ホテルまでの送迎やランチは含まれている場合とそうでない場合とがあります。また、何か所のシュノーケリングスポットが含まれているのか、同行するのは日本語ガイドか、それとも英語のみのガイドかも確認しましょう。
自力で現地まで行ってシュノーケリングする場合
オランゴ島、オスロブ、モアルボアルなどは、公共交通機関を使って自力で行くこともそれほど難しくありません。シュノーケリング用品をレンタルしているお店は現地で見つけることができます。
ただし、更衣室やシャワーが使えない場合もあり、貴重品の管理という面でも不便です。マクタン島からの日帰りではなく現地で宿泊するなら、これらの問題は解消されますが、そうではない場合、ツアーで行くのがおすすめです。
シュノーケリング用品は現地で手配可能
シュノーケリングするために必要なものは、マスク(ゴーグル)と、シュノーケル、そしてフィンの3つです。ライフジャケットは現地でレンタルできるので、自分で用意する必要はありません。マスク、シュノーケル、フィンは、持っている人は日本から持っていくのがおすすめですが、現地でもレンタル可能です。特にシュノーケリングツアーに参加する場合は、料金に用具のレンタルが含まれています。
ホテルのデイユースを利用する場合も、シュノーケリング用具をレンタルできることが多いです。マクタン島には、シュノーケリング用品のレンタルだけを行っている業者もあるので、そこでレンタルすることもできますが、比較的割高になります。
マクタン島でのシュノーケリングにあると便利なもの

マクタン島のシュノーケリングを快適に楽しむためには、ちょっとした持ち物が大きな助けになります。美しい海を満喫しながら、体調管理や持ち物の保護もしっかりと!ここではおすすめの便利アイテムをご紹介します。
ラッシュガード
強い日差しから肌を守り、クラゲなどの刺激からも保護してくれるラッシュガードは、マクタン島でのシュノーケリングに必須のアイテムです。水に濡れても乾きやすく、体温低下を防ぐ役割もあります。デザインも豊富なので、機能性だけでなくファッションとして楽しめるのもポイントです。
飲料水
シュノーケリングは水中で楽しむアクティビティですのであまり意識しにくいですが、実際には大量の汗をかきます。
脱水症状を起こさないためにも、積極的に水分を補給するようにしましょう。ツアーによってはボトル入り飲料水や飲み物が含まれている場合もありますが、自分でも持参すると安心です。
日焼け止め
マクタン島の紫外線は日本よりも強烈です。油断しているとあっという間に真っ赤に日焼けしてしまうので、日焼け止め用品は忘れず持参しましょう。
ただし、オスロブでは日焼け止めクリームを塗った状態で海に入ることが禁止されていますので、気を付けてください。
タオル
シュノーケリング後の体を拭いたり、休憩中の日除けや寒さ対策に役立つのがタオルです。マリンスポーツ向けの速乾タオルなら、コンパクトで軽く、持ち運びにも便利です。ビーチマット代わりに使える大判サイズもひとつ持っておくと重宝します。
防水バッグ
スマホや財布、カメラなど濡らしたくない貴重品は、防水バッグに入れておくと安心です。ボートに置いておく場合も、突然の波や雨からしっかりガードしてくれます。サイズは必要な物が入る程度の小型でOK。ビーチやボート移動でも荷物管理がぐっと楽になります。

マクタン島でシュノーケリングするときの注意点
最後にマクタン島でシュノーケリングするときの注意点について書いておきます。
日焼け対策
シュノーケリングで魚たちの観察に夢中になっていると、あまり暑さを感じないことがあります。しかし、シュノーケリングしているときも、マクタン島の紫外線はさんさんとお肌に降り注ぎます。
シュノーケリングから帰ってきたら、背中が真っ赤に日焼けしていた!なんてことにならないように、日焼け対策はしっかりと行ってから出かけてください。
海の生物には触らない
シュノーケリングの基本中の基本です。海の中でどんなに美しいサンゴ礁や生き物を見つけても、決して触らないようにしましょう。
中には有毒のものもいます。また、海洋生物はデリケートですので、人が手を触れることは大きなストレスになります。
体調が悪いときは無理をしない
マリンスポーツはなんでもそうですが、ちょっとした体調不良が事故の原因になることがあります。シュノーケリングは誰でもすぐにできるアクティビティですが、まったく危険がないわけではありません。
体調不良のときに無理して行わないようにしてください。また、飲酒後のシュノーケリングも危険ですので、行わないようにしましょう。
マクタン島でシュノーケリングを楽しもう!
マクタン島のシュノーケリングについてまとめてみました。マクタン島とその周辺にはシュノーケリングスポットがたくさんあり、それぞれに異なる特徴を持っています。
このエリアの海は台風シーズンを避ければとても穏やかですので、シュノーケリングにぴったりです。
お子さんやはじめてのシュノーケリング体験にも、おすすめな場所です。マクタン島を訪れる際には、ぜひ試してみてくださいね!