セブ旅行に行くときに気になるのが両替です。セブ島は世界各国から観光客が訪れるリゾートですが、クレジットカードが使えないお店もあります。そんなとき、頼りになるのは現金!
ということで、今回はセブ島旅行に必要な外貨両替についてまとめました。
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セブ島での両替!フィリピンのお金について

セブ島への旅行、ワクワクしますね。でも、飛行機に乗る前に、チェックしておきたいのが、フィリピンのお金と両替です。
通貨
フィリピンで使われている通貨は、ペソで、その下の単位はセンタボです。フィリピンのお金は紙幣と硬貨がありますが、紙幣は20、50、100、200、500、1000ペソの6種類があり、1000ペソ札が最も大きな紙幣になります。硬貨は8種類あり、1、2、5、10ペソと、1、5、10、25センタボ硬貨があります。実際の観光ではセンタボコインを見かけることはあまりありません。ローカルのスーパーマーケットなどでお釣りとして渡されることがあるくらいです。
リゾートのレストランや大きなショップではクレジットカードが使えるところも多いですが、街中の小さなお店やタクシーの支払いでは現金しか受け付けてくれない場合もあります。そのようなとき、500ペソ札や1000ペソ札などの額面の大きな紙幣は、お釣りがないといわれることがあります。街を散策するときは、小さめの紙幣やコインを持ち歩くクセをつけておきましょう。
フィリピンペソの関する豆知識は「フィリピン・セブ島の通貨「ペソ」で旅行はもう困らない!」にて紹介しています。

セブ島での両替レート相場はいくら?
セブ島での両替レートは、1フィリピンペソ=約2.5〜2.6円程度が目安です(2025年6月時点)。為替手数料込みで、実際の交換レートはこの相場よりやや割安になることが多いです。例えば、1万円を両替すると約3,945ペソ~4,000ペソが受け取れる計算で、両替所やレート次第では+数十ペソ程度増えることもあります
手数料は場所によって異なりますので、できるだけ手数料が安い=レートがいいお店で両替したいですよね。日本の空港やセブ島現地でレートがいいお店は、後半で紹介しています。
セブ島旅行の両替は日本と現地、どっちがお得?

為替レートは常に変動していますが、2025年6月現在で1米ドル=約57.6 PHP(フィリピン・ペソ)です。日本で円からドルやペソに替えるよりも、現地でペソに直接両替するほうが、スプレッド(為替の上乗せ)が少なくてお得な場合が多いです。ただし、両替手数料やATM利用料も考慮する必要があります。
日本での両替
日本国内の空港や銀行で両替すると、安心・手軽ですが、為替スプレッドや手数料が上乗せされがちです。両替レートには通常、提示レート+2〜5%程度の手数料が含まれており、例えば1 USD=約58 PHP相当となることも。
さらに、円→米ドル→ペソと二段階で両替する場合、さらに費用がかさみます。メリットは、日本円の準備段階で安心感がある点、そして日本語で手続きできる点です。到着後すぐに現地通貨が必要な人や、為替変動を嫌う人には向いています。
現地(フィリピン)での両替
現地の銀行や正規の両替所(bureaux de change)では、為替レートが比較的良好で、スプレッドも低めです。例えば1 USD=約57.6 PHP前後(中間レート)で両替できるケースが一般的で、日本よりもお得なことが多いです。ATMで引き出す場合も、カードによっては手数料無料(現地ATM+カード会社)のものがあるため、安く現金を手に入れられます。
ただしATM手数料(200円程度)や、DCC(ダイナミック通貨換算)に注意が必要です。DCCでは為替レートが悪化し、最大で18%のマージンが乗ることもあるので、「現地通貨で引き出す」設定を選ぶのが賢明です。
セブで両替できる場所

セブでは、マクタン空港、ショッピングモール、宿泊先のホテル、銀行などで日本円をペソに換えることが可能です。この中でレートが一番いいのは、ショッピングモール内の両替商で、マクタン空港、ホテルの順に悪くなります。そのため、空港やホテルでの両替はしない方がいいのですが、空港からホテルまでタクシーで行く場合は、少額の現金が必要になります。その場合は、空港の両替カウンターで必要最小限額をペソに換えるようにしましょう。
空港からセブのホテルまでタクシーに乗る場合、どんなに多く見積もっても、5,000円ほど両替しておけば余裕で足りると思います。ホテル予約の際に、空港からホテルまでの送迎が含まれている場合は、ホテル送迎の担当者が空港まで迎えに来てくれるはずです。タクシー代は必要ないので、空港で両替せず、街についてからショッピングモールなどで両替するとよいでしょう。
大型ショッピングモール内の両替商
セブは至るところに両替商がありますが、特にショッピングモールに行けば複数の両替商が設置されています。通常、フィリピンでは、ショッピングモール内のお店が最もおすすめです。また、治安の面からいっても、路面店ではなくショッピングモール内のお店の方が安心感があります。
セブでは、アヤラモールに入っている両替商が評判がよいです。アラヤモール内には複数の両替所が入っていますが、その中のお店でもレートがいいところとよくないところがあります。また、たとえ同じ系列店舗であっても時間やお店によって異なる場合があります。いくつか回って一番レートのいい場所を利用するとよいでしょう。
- 営業時間は10:00~20:00(※金曜・土曜は~21:00)
セブマクタン空港
セブ・マクタン空港の両替所は、到着直後にすぐ現金が必要なときに便利です。空港内の両替カウンターは24時間営業している場所が多く、深夜や早朝の到着でも利用できるのが強みです。
ただし、レートは市内の両替所より5〜10%ほど割高になることが一般的です。初めにタクシー代やチップ用に必要な分だけ少額を両替し、残りは市内でレートの良い両替所を利用するのがおすすめです。利便性重視の場合に向いています。
- 24時間営業の窓口(Curexなど)
ローカルの両替商
セブ市内のローカル両替商は、街中の両替所の中でも特にレートが良いことで知られています。大通り沿いやマーケット周辺に多く、現地の人も利用するため比較的公正なレートが期待できます。
ただし、小規模な店舗では営業時間が限られていることや、セキュリティ面でモール内ほどの安心感はない場合もあります。昼間の利用や人通りの多い場所を選ぶのがおすすめです。大きな金額を両替する場合は、必ずその場で金額を確認しましょう。
- 店舗によっては9:00~17:00営業
ホテル
ホテルのフロントでの両替は、宿泊先で手軽に現地通貨を手に入れられる便利さが魅力です。安全性が高く、深夜や早朝でも対応してくれる場合が多いため、急に現金が必要になったときに役立ちます。ただし、レートは市内の両替商や銀行よりも割高で、手数料が上乗せされていることもあります。
大金を両替するには不向きですが、タクシー代やチップ用の小額の両替には便利です。必要最低限にとどめ、市内での両替と併用すると良いでしょう。
銀行
銀行での両替は最も安全で、公正なレートで取引できるのが大きな魅力です。手数料が明確で、信頼性は抜群ですので、まとまった金額の両替をしたい場合に適しています。
ただし、営業時間は平日9時から15時半ごろまでと短く、混雑時は待ち時間が長くなることもあります。手続きにはパスポートが必要で、手続き自体に時間がかかる点は注意が必要です。時間に余裕を持って訪れるのがおすすめです。
- 平日9:00~15:30(店舗による)
日本の空港
日本の空港での両替は、出発前に現地通貨を用意できるため、初めての海外旅行や到着直後の安心感を求める方におすすめです。ただし、レートは現地よりも割高で、両替手数料も高めになる傾向があります。
大金を両替するよりも、現地到着後の交通費やチップ用の少額を用意するのに向いています。残りはセブ到着後に市内やモールの両替所で交換するのが賢い方法です。計画的に使い分けましょう。
セブ島での両替レートがいい場所
セブ島の中ではショッピングモール内の両替所が最もレートがいいといいました。ショッピングモールには複数の両替商が入っていることが多く、同一のショッピングモール内でも場所によって、レートが違います。
一般的に、ショッピングモール内で、よく目につく場所にあるお店の方がレートが悪い傾向にあります。
少し奥にあって、探すのに時間がかかりそうな場所の両替商がよいレートだったりするので、じっくり探してみてください。ここでは、セブでレートがいい場所を紹介します。
アヤラモール
セブ市にあるアヤラモールには複数のスポットがあります。吹き抜けの通路ど真ん中に、よく目立つ両替商がありますが、ここのレートはあまりよくありません。アラヤモールでレートがいいのは、3階トイザらス向かいの小さなお店と、新館の地下にあるお店です。
新館地下の両替商はスーパーマーケット「ルースタンス」の近くにあります。また、アヤラモールには、フィリピンペソから日本円に両替できるお店があります。帰国前に余ったペソを再両替するときは、ここで行うことができます。
SM・シティーモール
SM・シティーモールの両替所は、1階のエントランス周辺やスーパーマーケットの近くにあります。複数の両替所が並んでおり、レートを比較しやすいのがメリットです。
レートは市内でも安定して良く、手数料も明確で追加料金を心配せずに利用できます。営業時間は10時から21時で、夕方以降の両替にも便利です。モールのセキュリティも万全で、安心して両替ができる場所です。
ガイサノマクタン新館
ガイサノマクタン新館の両替所は、1階中央のスーパーマーケット付近に位置しており、買い物のついでに立ち寄るのに便利です。レートは観光地にしては良心的で、現地の人も利用するため比較的公正です。
営業時間は10時から20時までで、モール内のため警備員も多く、安全に両替ができます。マクタン島内で安心して現金を準備できる貴重なスポットです。
アイランドセントラルモール
アイランドセントラルモールの両替所は、1階の正面エントランス近くやスーパーマーケット付近にあります。空港やリゾートエリアからのアクセスが良く、マクタン島滞在者にとって非常に便利です。
営業時間は10時から20時までで、レートは観光地にしては比較的良心的です。手数料も明示されており、不明瞭な追加料金が発生する心配が少ないのが特長です。モール内は警備体制がしっかりしており、安心して両替できる環境です。観光や食事の合間に利用できる点も魅力です。
Jパークホテルの向かいスーパー前
Jパークホテルの向かいにあるスーパー前の両替所は、観光客や現地の人も利用するため、観光地にしては良心的なレートが期待できます。営業時間は10時から19時ごろまでで、ホテル滞在中に気軽に現金を準備したいときに便利です。
小規模な店舗ですが、治安が悪いエリアではなく、周囲に人の目があるため安心して利用できます。ホテルの目の前という立地もあり、わざわざ遠くまで足を運ばずに両替ができるのが大きな魅力です。
セブ島での両替よりクレジットカードがお得?

セブ島旅行では、両替よりもクレジットカードの利用が結果的にお得になるケースが多いです。クレジットカードは為替手数料が両替所の手数料より安いことが多く、現金を大量に持ち歩く必要もありません。安全性の面でも優れており、盗難や紛失のリスクを減らせます。ただし、使い分けが重要です。
両替レートがお得
クレジットカードでの支払いは、国際ブランドが採用する為替レートが適用されるため、市内の両替所や空港の両替所よりもお得になることが多いです。
両替所では5〜10%ほどの手数料が上乗せされることが一般的ですが、クレジットカードなら手数料は約1.6〜2%程度で済むケースがほとんどです。特に高額の買い物やホテル宿泊費、レストランでの支払いでは、カードを使うことで無駄な手数料を抑えることができます。
安全性
クレジットカードは現金と比べて圧倒的に安全です。大量の現金を持ち歩く必要がないため、スリやひったくり、置き引きのリスクを大幅に減らせます。万が一カードを紛失しても、すぐに利用停止手続きができるため被害を最小限に抑えることが可能です。
さらに、カード会社による不正利用防止サービスや補償があるのも安心材料です。セブ島では主要ホテルやモール、レストランでカードが広く使えるのも利点です。
クレジットカード利用にはデメリットも
ただし、セブでのクレジットカード利用はデメリットもあります。まずは、クレジットカードを使えるお店そのものがあまり多くないことです。観光客がよく行くようなお店であれば、VISAやマスターカードを受け付けているお店は多いです。しかし、街の小さなお店やタクシーなどの乗り物は、現金払いのみであることがほとんどです。
さらに、クレジットカードが使えるお店であっても、クレジットカード決済の際に数%の手数料を上乗せされることがあります。手数料率にもよりますが、レートがよくても結果的に現金払いの方が安くつくこともあるのです。もう一つの問題は、場所によっては端末の接続が悪く、機械があっても使えないこともあります。クレジットカードは便利ですが、万が一カードが使えないときのために、現金もそれなりに持っておく方が安心でしょう。
セブ島で国際キャッシュカードは使える?
国際キャッシュカードは、海外旅行先のATMに差し込んで、現地通貨を引き出しできるカードです。日本国内で銀行キャッシュカードを使って、ATMから日本円を引き出すのと同じ感覚で使うことができます。セブ島の通貨はフィリピンペソですので、セブ島のATMからは日本円ではなくペソが出てきます。セブにはたくさんのATMがあり、国際キャッシュカードに対応している機械も多いです。ただし、セブのATMで国際キャッシュカードを使う場合、手数料が最低250ペソかかります。
また、通常ATMから国際キャッシュカードで現金引き出しを行う場合、1回あたりの引き出し可能上限額が定められています。セブの場合、1万~2万ペソが上限となっており、総合するとけっこうな手数料率になります。そのため、あまりお得感はありませんが、いざというときのために持っておくと安心かもしれません。国際キャッシュカードは、一度作っておけばフィリピン以外の国でも使えるところが多いので、持っていない人はこの機会に作っておくとよいでしょう。日本を出国する前に銀行で、海外で使える国際キャッシュカードとして発行してもらってくださいね。
セブ島での両替で必要なモノ
セブ島で両替する際には、パスポートの提示を求められます。両替するお店によって異なりますが、指定の用紙に名前や住所、パスポート番号などを記載するよう、求められることもあります。ですので、セブで両替するときには、パスポートを必ず携帯するようにしてください。
また、セブでは、日本円をそのままフィリピンペソに両替することができます。もちろん、米ドルやその他の通貨も両替できますが、日本円をわざわざ米ドルに換えて持って行く必要はありません。
セブ島旅行の両替の注意点
セブ島で両替をする際は、トラブルを防ぐためにいくつかのポイントを意識することが大切です。金額確認や紙幣の種類、周囲への配慮を徹底すれば、安心して現地通貨を準備できます。ここでは両替時に注意すべき具体的なポイントをご紹介します。
その場で金額を確認する
両替してフィリピンペソを受け取ったら、その場でお札を数えてきちんとそろっているか確認してください。あとで足らないことに気が付いて両替所に戻って抗議しても何もしてもらえません。自分の後ろに他のお客さんがいて順番を待っているときは、後ろの人が気になってそわそわするかもしれません。
でも、外貨両替する人は、みんなお金をきちんと確認してからその場を離れるものです。お店の人もそれは分かっているので、焦る必要はありません。レート計算が正しく行われているか、そしてその合計金額分、きちんと渡してもらえているか、落ち着いて確認するようにしてください。
額面が小さいお札を混ぜてもらう
両替時には、大きな額面の紙幣だけでなく、100ペソ札や50ペソ札などの小さいお札も混ぜてもらうようお願いするのがおすすめです。セブ島では小さな商店やジープニー、屋台などで大きな紙幣を出すと「お釣りがない」と断られることがあり、支払いに困ることがあります。
また、ホテルやレストラン、スパなどではチップとして20ペソや50ペソを渡すのが一般的ですが、大きな額面しか手元にないとスムーズに渡せません。小さいお札を持っておくことで、少額支払いやチップのやりとりがスマートにでき、気持ちの良い旅につながります。
人前で現金をちらつかせない
両替をした後、受け取った現金を人前で何度も数えたり、大きな金額を見せたりするのはとても危険です。セブ島は観光客が多いため、スリやひったくりが人混みの中で獲物を狙っていることがあります。例えば、ショッピングモールやマーケットで財布を大きく開き現金を探していると、狙われるリスクが高まります。
両替後はその場で素早く金額確認を済ませ、現金はバッグやポーチにしっかりしまい込みましょう。必要な分だけを小分けにし、すぐ取り出せるよう工夫することで安心です。
旧紙幣は使えない
フィリピンでは旧デザインの紙幣はすでに流通が終了しており、店舗や交通機関で使うことができません。まれに両替所で古い紙幣が混ざって渡されるトラブルもあるため、受け取ったらすぐにデザインを確認しましょう。特に500ペソ札や1,000ペソ札など高額紙幣は要注意です。
新紙幣は鮮やかな色合いで、デザインや透かしがはっきりしています。不安な場合は、その場でスタッフに確認をお願いしましょう。新紙幣を持っていれば、支払いもスムーズで安心です。
セブ旅行で余ったフィリピンペソを再両替する方法
セブ旅行で余ったフィリピンペソは、使い切るか再両替する必要があります。ペソの持ち出しは5万ペソまでと決められており、日本では再両替のレートが悪いため、フィリピン出国前に空港で両替するのがおすすめです。ショップやカフェで使い切るのも賢い方法です。
フィリピン出国前に再両替する
フィリピンの空港内では、日本円への再両替が可能です。レートは市内両替所ほど良くはありませんが、日本の空港で両替するよりは有利です。
フィリピン国内ではペソの持ち出し制限があり、5万ペソ以上は持ち出せない決まりがあるので、出発前に調整しておくことが重要です。また、空港内のカフェや土産店で残ったペソを使い切るのもおすすめです。最後まで無駄なく使う工夫が大切です。
日本に到着してから再両替する
日本に戻ってから空港でフィリピンペソを再両替することも可能ですが、レートは非常に不利です。手数料が高く、思った以上に日本円が手元に戻らないケースが多いです。
少額ならば記念に取っておくのも一案ですし、次回の旅行用に保管しておくのも良いでしょう。できるだけ現地で使い切るか、日本円への両替はフィリピン国内で済ませておくのがおすすめです。計画的に使うことで損を防げます。
セブ島での両替をスマートに!
セブ旅行における両替についてお話してきました。セブ島は意外にもクレジットカードが普及していないので、現金払いのシーンがたくさんあります。
フィリピンペソへの両替なしには旅行できませんので、少しでもお得に両替できるよう、今回の記事を参考にしてみてください。