セブ市から少し離れた場所にあるモアルボアルには、ツアーで行くのがおすすめです。セブ市出発のモアルボアル行き日帰りツアーは、さまざまなプランのものが開催されており、効率よく観光スポットを訪問できるからです。
モアルボアルのツアーについて、そのモデルプランや見どころ、楽しみ方について、まとめてみました。
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モアルボアルツアーの魅力とは
モアルボアルはセブ島の南西部にある小さな町です。セブ市に比べると、素朴味にあふれる港町という雰囲気で、ただ街をぶらっと歩くだけでも楽しいですが、ここでしかできないアクティビティもあります。
最も有名なアクティビティは、シュノーケリングで観察できるイワシトルネードです。イワシトルネードとは、イワシの大群のことで、何百、何千というイワシがまるで一つの大きな生き物のようにうねりながら泳ぐ姿を海中から見ることができるのです。
モアルボアルはセブ市からは車で3時間かかるため、どちらかというと隠れ家的な雰囲気のスポットとなっています。
でも、ダイビングやシュノーケリングの愛好家には昔から人気がある場所で、特に欧米系旅行者がよく集まるエリアでもあります。
セブ市から車で3時間かかるため、セブ旅行期間が短い旅行者は「ちょっと遠すぎるのでは…」と感じる人もいるでしょう。しかし、現在はセブ市出発の日帰りツアーもたくさん開催されています。
そのため、セブ市やマクタン島に宿泊している人でも、1日あれば十分楽しむことができます。モアルボアルには公共交通機関を使って行くこともできますが、セブに宿泊して日帰りで訪ねたいという人にはツアーがおすすめです。
バスなどを利用して行く場合、帰りの時間が心配になりますが、ツアーなら旅行会社の車で現地まで行って帰ってこれるので、交通手段に関するストレスがありません。
ツアーにもよりますが、たいていのモアルボアル日帰りツアーは、セブ市を早朝出発して夕方にはホテルに戻るというスケジュールになっています。そのため、セブ市に戻ってきてから、市内観光したりショッピングしたりすることも可能です。
モアルボアルツアーの見どころ
モアルボアルのツアーの目玉はイワシトルネードです。でも、モアルボアルの見どころはそれだけではありません。
モアルボアルツアーによく組み込まれている、観光スポットとアクティビティについて紹介しておきます。
イワシトルネード
モアルボアルに行く旅行者のほとんどは、イワシトルネードが目的だと思います。
イワシトルネードは、「サーディンラン」などとも呼ばれますが、イワシが大群となって泳ぐ姿のことをいいます。大量のイワシが連なってまるで一つの大きな生き物のように、うねりながら泳ぐ姿は圧巻です。
イワシトルネードはシュノーケリングしながら海中から見学するのが定番となっています。ボートの上からでも見えますが、その迫力は海中からの3次元で見た方がインパクトがあります。
ウミガメの海でシュノーケリング、ダイビング
モアルボアルは、ダイビングやシュノーケリング愛好者にとっては聖地のようなものです。イワシトルネードだけでなく、ウミガメやその他の海洋生物、美しいサンゴ礁が見られることでも有名なのです。
モアルボアルにはビーチもありますが、やはり試してもらいたいのはシュノーケリングやダイビングです。
ペスカドール島へアイランドホッピング
モアルボアルの港からボートで20分くらいの距離にあるのが、ペスカドール島です。この島の周辺も、ダイビング、シュノーケリングスポットとなっており、モアルボアルからのアイランドホッピングとして訪れることができます。
カワサン滝
モアルボアル周辺にあるカワサン滝も見どころの一つです。セブ島最大級の滝つぼがあり、美しい景色を見て楽しむだけでなく、滝つぼで水浴びしたり、キャニオニングというアクティビティを行ったりすることもできます。
キャニオニングとは、清流に飛び込んで、水流に流されるままに岩場の滝を滑り、川を下るスポーツのことをいいます。
最後は10メートル以上の滝つぼへジャンプ！スリリングなアクティビティが好きな人にはたまらない川遊びです。
モアルボアルの街を散策
モアルボアルには、以前から欧米系観光客が集まってきているため、欧米人受けするレストランやカフェ、バーなどが建ち並んでいます。
スナックはもちろん、ジェラートなどのスイーツも充実しており、キュートなお店を眺めながら街歩きするだけでもテンションが上がります。
モアルボアルツアーのベストシーズン
モアルボアルは一年を通じて温暖で水温が高いため、いつでも海水浴やシュノーケリングができます。
フィリピンの気候は雨の少ない乾季と、雨がよく降る雨季に分かれます。マリンアクティビティがメインの観光となるモアルボアルでは、晴れの日が多い乾季がベストシーズンとなります。
特に、1月から4月ごろまでは、海の状態が穏やかなうえに透明度が高くなるため、ダイビングやシュノーケリングにも最適です。
ただし、モアルボアルはセブ島の中でも、比較的降雨量が少ない地域にあり、雨季でも観光できないわけではありません。海が荒れてさえいなければ、シュノーケリングを楽しむこともできます。
しかし、7月から10月くらいまでは台風シーズンとなりますので、天候に注意が必要です。
モアルボアルツアー：基本のモデルコース
ここからは、モアルボアルツアーの内容を具体的に見ていきましょう。
モアルボアルツアーにはさまざまなタイプがありますが、まずは基本の定番コースです。セブ市出発の日帰りツアーで、もっとも一般的なパターンになります。
セブで宿泊しているホテルまでツアーの車が迎えに来ます。モアルボアルまでは片道3時間かかるので、早朝出発になります。
ツアーによっては朝食が含まれている場合があります。早朝でも営業しているファーストフード店などで食事をとります。
ツアーに朝食が含まれていない場合は、自分で持参して車内で朝食をとりましょう。
モアルボアルのシュノーケリングスポットでシュノーケリングします。ツアーによって、何か所のスポットを訪れるのか違いがあるので、申し込みの際に確認してください。
イワシトルネードのスポットはもちろん、ウミガメや色とりどりのサンゴ礁が楽しめるスポットを訪れます。
シュノーケリング初心者や子どもさんには、ライフジャケットの貸し出しもあります。
海沿いのレストランで昼食をとります。モアルボアルの海岸沿いにはたくさんのレストランやカフェがあるので、そこをぶらぶら散歩するのも楽しいです。
ランチの後は、ホワイトビーチでリラックスしましょう。
モアルボアルのビーチは、マクタン島に比べると観光客が少なくゆっくり過ごせる場合が多いです。写真撮影したり、海水浴したり、ビーチバレーをしたりして、思い思いに過ごすことができます。
ホワイトビーチを満喫した後は、セブ市へ戻ります。宿泊しているホテルまで送り届けてもらって解散となります。
ホテルではなくセブ市内の指定場所で車を降りることも可能です。
モアルボアルツアー：ジンベイザメ＆イワシトルネードプラン
モアルボアルの見どころはイワシトルネードですが、それと同じくらい人気のアクティビティがジンベイザメ見学です。
オスロブでジンベイザメ見学をしたあと、モアルボアルでイワシトルネードを観察する、シュノーケリング愛好者に特におすすめのツアープランです。
セブのホテルまでツアーの車が迎えに来てくれます。オスロブもモアルボアルもセブ市からは距離があるので、早朝出発になります。
移動中の車内で仮眠しましょう。
朝食は早朝営業しているファーストフード店で食べるか、食品を購入して車内で食べるかになります。
朝食が含まれていないツアーの場合は、持参して車内で食べましょう。
オスロブに到着したら、小さなボートで数分沖へ出てジンベイザメを見学します。シュノーケリングでいっしょに泳ぐことが可能です。
シュノーケリングがはじめての方も、ライフジャケットをレンタルできるので、安心して遊べます。
ジンベイザメとのシュノーケリングを楽しんだ後は、モアルボアルへ向かって出発します。道路状況にもよりますが、オスロブからモアルボアルまでは、1時間～2時間くらいです。
モアルボアルでのシュノーケリングを楽しみます。イワシトルネードのほかに、ウミガメやその他の熱帯魚スポットも訪れます。
モアルボアル周辺の海洋自然保護区で、水族館のような景色を満喫しましょう。
白い砂浜が美しいモアルボアルのホワイトビーチで自由時間です。海水浴したり写真撮影したりして過ごしましょう。
モアルボアルの海を眺めながらのランチです。昼食代は、ツアー代金に含まれていない場合もあります。
セブのホテルまで送ってもらってツアー終了となります。セブ市へ戻る時刻は、当日の交通状況により異なる場合があります。
モアルボアルツアー：モアルボアル＆ペスカドール島プラン
モアルボアルの沖にはペスカドール島があり、ダイビングやシュノーケリングスポットとなっています。
モアルボアルでのイワシトルネード見学とあわせて、ペスカドール島も訪れるツアープランです。
セブで滞在しているホテルまで迎えに来てくれます。
セブ市からモアルボアルまでは約3時間かかります。モアルボアルに到着したら、小さなボートでペスカドール島へ向けて出発します。
モアルボアルの港からペスカドール島までは、ボートで約20分くらいです。
ペスカドール島周辺には、ウミガメや各種熱帯魚を観察できるスポットがあるので、そこでシュノーケリングします。
モアルボアルに戻る途中にもイワシトルネードが見学できるスポットがあります。
何か所でシュノーケリングできるかは、ツアーによって異なるため、ツアー申し込みの際に確認してください。
モアルボアルにあるレストランでランチをいただきます。昼食後、セブに向けて出発します。
セブのホテルまで送り届けてもらって解散となります。
ホテルではなく、市内の指定の場所まで送ってもらうことも可能です。
モアルボアルツアー：イワシトルネード＆カワサン滝キャニオニングプラン
モアルボアル周辺の人気観光スポット、カワサン滝をあわせて訪問するプランです。
カワサン滝でキャニオニングというアクティビティに参加します。
セブで宿泊しているホテルまで車が迎えに来てくれます。
セブ市から約3時間、モアルボアルに到着したら、ボートに乗り換えてイワシトルネードスポットへ移動します。
イワシトルネードだけでなく、ウミガメに会えるスポットでシュノーケリングすることもできます。
少し早めのランチになります。
昼食の後は、カワサン滝へと向かいます。
バイクに乗り換えて川の上流まで行き、カワサン滝のキャニオニングスタートです。清流に飛び込み、岩場を流れに乗って滑り降りたりして川を下って行きます。
最終の滝つぼでは10ｍを超える高さから滝つぼへジャンプ！キャニオニングのクライマックスです。
スリリングなアクティビティを思う存分楽しんだあとは、セブへ向けて出発します。
セブで宿泊するホテルまで送り届けてもらって解散となります。
モアルボアルツアー参加の注意点
モアルボアルの主なツアーについて、モデルコースを紹介してきました。セブから気軽に参加できる日帰りツアーですが、少し気を付けたいこともあります。
モアルボアルツアーに参加するときの注意点を確認しておきましょう。
水着はホテルから着ていくのがおすすめ
モアルボアルでシュノーケリングする際、更衣室やシャワーがない場合があります。水着はホテル出発する時点から着けて参加する方がスムーズです。
ランチで海沿いのレストランを利用する場合、更衣室やシャワー室が使える場合もありますが、ツアーのプランによって異なります。
ツアー申し込みの際に確認するとよいでしょう。
日焼け対策
水中にいると意識しづらいですが、シュノーケリング中も紫外線はお肌に降り注いでいます。モアルボアルツアーはアウトドアアクティビティがメインですので、日焼け対策を行って出かけましょう。
日焼け止めクリームはウォータープルーフのものを使うのがおすすめです。ただし、オスロブでは日焼け止めクリームをつけて海中に入ることが禁止されているので、注意してください。
帽子やサングラス、シュノーケリング用のラッシュガードがあれば、日焼け対策に役立ちます。
有料トイレ用の小銭を持参
モアルボアルの公衆トイレは有料です。現金のみの支払いとなり、大きな金額の紙幣はお釣りがないため使えません。
小銭を用意して出かけるようにしてください。
海洋生物には触らない
シュノーケリングする際の基本マナーとして、海中で出会った生物には触ってはいけないことになっています。
セブやモアルボアルの海洋生物たちは、人間を見ても恐れないため、至近距離まで近づくことができます。でも、どんなに手が触れそうな位置まで近づいても、生き物には触らないようにします。
海洋生物はデリケートですので、人間に触れられることがストレスになります。また、接触したことで驚いた生き物が、身をひるがえしたはずみで、シュノーケリングマスクが外れてしまう危険性もあるためです。
飲料水と軽食を持参するのがおすすめ
モアルボアルまでは距離があるため、ツアーは長時間のものになります。シュノーケリングなどのアクティビティでは、汗もたくさんかきますので、こまめな水分補給が大切です。
ツアー会社によっては飲料水を提供してくれるところもありますが、自分でも用意して携帯するのが安心です。
また、小腹が空いたときに口にできる軽食があるとよいでしょう。
その他持っていくと便利なアイテム
その他に持っていきたいものとして、タオルがあります。シュノーケリングした後、ボートに乗って移動することになりますが、濡れた水着のままボートに乗ることになります。
海からの風で、肌寒さを感じることがあるので、タオルや羽織るものがあると重宝します。タオルはツアー会社によっては有料でレンタルできるところもあります。
また、ボートに乗っている際、スマホなどのデバイスを海水から守るための防水バッグがあると便利です。
モアルボアルはツアー参加で楽しもう！
モアルボアルのツアーについて紹介しました。
モアルボアルは見どころがたくさんある、人気のスポットです。でも、セブ市からの移動時間が長いため、行くのを迷っていた方もいるかもしれません。
モアルボアルに行きたいけど、セブ島旅行期間が短いという場合は、セブ市からの日帰りツアーが便利です。
イワシトルネードだけでなく、オスロブやペスカドール島、カワサン滝などを組み合わせることができます。ご自身の興味と予算に合わせて、最適なツアーを見つけてみてくださいね。
