セブ島の海洋環境は海中から観察するのがベスト!とは、分かっていても、泳ぐのが苦手とか、着替えや準備がめんどうくさい…、メイクも落とさなきゃいけないし…なんて思っていませんか?そんな方に試してもらいたいのが、シーウォーカー(シーウォーク)です!
セブ島で密かに注目度アップのアクティビティが、日本発祥のシーウォーカー。特殊なヘルメットを着けて、海の中を「泳ぐ」のではなく「歩く」スポーツです。でも、いったいどうやって?息はできるの?いろいろな疑問が浮かんできますよね。そこで、今回は、セブ島の注目アクティビティ「シーウォーカー」についてまとめてみました。
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セブ島シーウォーカーとは

シーウォーカーとは、特殊なヘルメットをかぶって、水中を散歩するアクティビティのことをいいます。顔と頭をすっぽり包んでくれるヘルメットで、その内側に水は入ってきません。そのため、眼鏡やコンタクトを付けたままで利用でき、顔が濡れないためメイクを落とす必要もないのです。
海底を歩くだけなので、泳げない方や水に顔をつけるのが苦手な方にも人気です。散歩するのはセブ島周辺の海底ですから、カラフルなサンゴ礁や熱帯魚を観察しながらウォーキングすることができます。シーウォーカーで使われるヘルメットは30㎏を超える重さです。この重みのために何もしなくても身体が沈みます。なおかつ、水中ですから浮力が働きます。頭が重くなって疲れる、なんてこともないのです。

シーウォーカーは日本発祥
シーウォーカーは実は日本発祥のマリンスポーツです。ヘルメットからは新鮮な空気が送られてきますので、海底で息苦しくなることもありません。初めて体験するときは、インストラクターによるブリーフィングがあります。ライセンスや特別な技術は必要ありませんので、誰でもすぐに参加することができるのです。セブ島で行われるシーウォーカーは、通常15分から20分くらいの海中ウォーキングとなります。
意外と短いと思うかもしれませんが、残念ながら、セブ島の海の美しさを満喫するには、どれだけ長くても「もうこれで十分満喫した!」とはならないものです。ウォーキングするエリアの水深はだいたい4~6mくらいの所です。写真で見ると宇宙服を着た宇宙飛行士みたいにみえるかもしれません。実際に体験してみると、陸上と重力の感じ方が違うので、ふわふわします。他ではあまり経験できない不思議な感覚と、水族館の中に迷い込んだような海洋環境を楽しみましょう。
セブ島シーウォーカーの魅力

シーウォーカーの基本的な仕組みを理解していただいたところで、その魅力についてお話しておきます。
みんなでいっしょに体験できる
セブ島でできる他のアクティビティと違う点は、シーウォーカーは比較的大きな人数でもいっしょに楽しむことができることです。通常のマリンスポーツの場合、いっしょに体験できるのは2~3人、多くても5人までではないでしょうか。その点、シーウォーカーは10人くらいまで同時に海底ウォーキングできます。
大勢でいっしょに旅行しているときも、グループ分けしなくていいのがうれしいですよね。海底でいっしょに写真撮影することもできるので、学生旅行や卒業旅行のステキな思い出作りにもぴったりです。
歩くだけという気軽さ
泳ぎに自信がない人の場合、ダイビングやシュノーケリングは「大丈夫かな?」と心配になるかもしれません。でも、シーウォーカーは歩くだけのスポーツですので、泳ぎが下手でもまったく問題ありません。海底にたどり着くまでは、専門のスタッフが付き添ってくれるので、静かに海の底まで沈むことができます。
特別なスキルは必要ありません。何もしなくても、ヘルメットの重みで自然と身体が沈んでいきます。足が海底に着いたら、あとは普通に歩くだけです。海底を自由に散策しながら、セブ島の海洋環境を楽しみましょう。

メイクしたままで体験可能
ヘルメットの中には、常に新鮮な空気が送り込まれます。そのため、その空気の圧力により海水は入ってきません。メイクをしている女性も、メイクしたままで楽しむことができるんです。眼鏡やコンタクトレンズも装着したまま、セブ島の海底世界を鑑賞できます。
もちろん、そのまま通常通りに呼吸することができるので、水中での息継ぎを気にする必要もありません。
海底から熱帯魚を観察できる
セブ島周辺の海はとても透明度が高いので、ボートで行き来するだけでも、海底のサンゴ礁や熱帯魚の姿を確認できます。でも、ボートの上からやシュノーケリングで見る世界とはまったくの別世界が海底には広がっています。
シュノーケリングは海面に浮かんで海中を観察するスポーツです。そのため、視点は常に上から下にあるサンゴや魚たちを見つめることになります。でも、シーウォーカーは海底から海の中を見学できるのです。多種多様な魚たちを横から、あるいは下から見ることができるわけです。
セブ島のシーウォーカーは初心者でもできる?
シーウォーカーは泳げなくてもOK!セブ島では初心者でも安心して楽しめるマリンアクティビティです。特別な技術やライセンスは不要で、事前にインストラクターから簡単な説明を受けるだけ。海の中を「歩く」だけで、美しいサンゴやカラフルな魚たちと出会える感動体験が待っています!
歩くだけ
シーウォーカーは「泳ぐ」のではなく「歩く」アクティビティ。専用のヘルメットをかぶって海の中にゆっくりと降りていき、水中を歩くだけなので、運動が苦手な人や子どもでも気軽に参加できます。重たい機材もなく、ヘルメットには空気が常に供給されているので呼吸もラクラク。
顔が水に濡れることもないため、メイクを気にする必要もありません。初心者向けの内容なので、初めてのマリンアクティビティにもぴったりです!
ハンドサイ
水中では声が出せないため、シーウォーカー中のコミュニケーションは「ハンドサイン」で行います。使うのは基本的に3つだけで、とても簡単です。まず、「OK」のサインは親指と人差し指で丸を作るポーズ。「上に上がりたい」は親指を上に向けるサイン。そして、「問題がある・助けてほしい」ときは手のひらを振るか、手を大きく横に振ります。これらは体験前のブリーフィングで実際に動作を見せながら教えてもらえるので、すぐに覚えられますよ。
インストラクターが常に目の前にいて、こまめに「OK?」と確認してくれるので、不安なことがあってもすぐに伝えられて安心です。言葉が通じなくても、誰でも簡単に使えるサインで快適な海中体験を楽しめます。
耳抜きの方法
水中に入ると水圧の影響で耳が「つまる」ように感じることがあります。これを解消するための方法が「耳抜き」です。体験前のブリーフィングでしっかりと教えてくれるので、初めてでも心配は無用です。
鼻をつまんで軽く息を吹き出すだけの簡単な方法で、慣れれば誰でもすぐにできるようになります。インストラクターも定期的に耳の調子を確認してくれるので、無理せず自分のペースで安心して楽しめます。

セブ島シーウォーカー参加の条件
セブ島のシーウォーカーはライセンスや特別なスキルを必要としません。はじめての人でもすぐに体験できますが、参加できない人もいるので、確認しておきましょう。
子どもは身長120cm以上
子どもさんの場合は、基本的に8歳からとなっています。身長が120cm以上であることが条件です。子ども連れで参加する場合は、いざヘルメットを着けて海に入ろうという段階になって、子どもさんが急に怖くなり、潜ることができなくなることもあります。梯子を降りようとしたとき、恐怖感で泣き出してしまう子どももいます。あるいは、海底まで足をつけることができたのに、そこでがまんできなくなってすぐに浮上するなんてこともあります。
このような場合、体験できなかった子どもの分の料金を返金してくれるツアー会社もあります。子ども連れで参加するときには、あらかじめ確かめておくと安心ですね。また、身長が120cmに満たない子どもさんはシーウォークはできませんが、開始位置までいっしょに行くことは可能です。両親が交代でシーウォークを体験することもできますし、スタッフに子どもを見ていてもらうよう頼むこともできます。こちらもツアー申し込みのときに確認しておきましょう。
年齢の上限はなし
年齢の上限はないので、高齢の方でも健康であれば体験できます。両手両足が自由に動かせること、スタッフのいうことが理解できる状態であればOKです。
妊婦さんは参加できません
ただし、耳や呼吸器、心臓、血圧関連で持病を抱えている方や、妊婦さんは参加できません。妊娠している方は、たとえ初期であってもシーウォークの体験はできません。
なお、生理中の女性も体験可能ですが、体調不良なのに無理して参加すると事故を招くこともあります。体調と相談して参加を決めてくださいね。
セブ島でのシーウォーカーで持っていくべき物

セブ島でシーウォーカーに参加する場合の持ち物ですが、基本的に海水浴と同じ感覚でよいでしょう。顔は水に濡れませんが、海底を歩きますので、体のその他の部分は濡れます。水着など、濡れてもいい格好で参加しましょう。着替えとタオルを持参するのも忘れないようにしてください。タオルはツアー会社によっては貸してもらえるところもあります。
足元は、実際に海中を散歩するときは専門の靴を履きます。でも、シーウォーク開始地点まではボートで移動するので、濡れてもいいビーチサンダルで行くのがおすすめです。水中カメラを持っている方は、持参することが可能です。あるいは、ツアー会社で撮影サービスを行っているので、そちらで記念撮影してもらうこともできますよ。
セブ島シーウォーカー体験の流れ
実際に体験ツアーの流れを紹介しておきます。
ホテルまでの送迎が含まれている場合とそうでない場合とがあります。含まれている場合は、指定の時間にホテルまでツアー会社の車が迎えに来てくれます。
港近くにあるショップには、更衣室やシャワーがあるので、終わった後の着替えはここでできます。海に出る前に、海中での注意事項や耳抜きの方法、ハンドサインについてブリーフィングが行われます。
ハンドサインは、海の中でお互いにコミュニケーションするためのものです。複雑ではないので、すぐに覚えられると思いますよ。
シーウォーカーの開始地点までボートで移動します。港からほんの数分で到着します。
開始地点に到着したら、水着になり、海底用の靴に履き替えます。海の中で歩いているときに靴が脱げたりしないように、正しいサイズのものを選びましょう。
そして海水に入りながら、特殊ヘルメットを装着します。メイクも眼鏡もそのままで、上からすっぽりかぶればOKです。
備え付けられている梯子をゆっくりと降りて海底へと向かいます。専門スタッフといっしょに降りてゆくので安心です。あわてず、自分のペースで降りていきましょう。周りを自由自在に泳ぐ熱帯魚を観察したり、魚たちに専用の餌を与えたりすることもできます。
思いのほか、たくさんの魚たちが寄ってくるので、はじめて参加する人はびっくりするくらいです。海中では、スタッフが写真や動画を撮影してくれます。海底にも撮影スポットが設けられているので、記念写真はたっぷり撮ってもらいましょう。
時間が来たら、スタッフの指示に従って梯子を上ります。来た時同様、ボートに乗って港へ戻りましょう。
シーウォーク体験は全体で長くても1時間半くらいで完了します。ツアー終了のあとは、他のマリンアクティビティを試したり観光したりできますよ。

セブ島シーウォーカーの注意点

セブ島のシーウォーカーは非常に安全性が高く、はじめての人でもリラックスして参加できます。しかし、少し気を付けたいこともあるので、注意点について解説しておきます。
体験後12時間以内の飛行機は不可
シーウォーカーを体験したあとは、12時間後以内に飛行機に乗ることはできません。フライト当日のシーウォーカーは禁止となっているので、気を付けてくださいね。これはシーウォーカーを行った直後に飛行機に乗ると「減圧症」になる可能性が高いためです。
私たちが陸上で呼吸しているときは、酸素に含まれている窒素は体内には入りません。しかし、海底で呼吸すると窒素が体に吸収されてしまい、この状態で高い場所に行くと体調不良を引き起こすリスクが高くなります。重症になると呼吸困難を起こしたり、後遺症が残ったりすることもあります。飛行機だけでなく、300m以上の高所に上がることも避けるようにしましょう。
飲酒後は避ける
シーウォーカーに限らず、飲酒後のマリンスポーツは危険です。お酒を飲んだあとは、判断力が鈍り、事故につながりやすくなるためです。
お酒を飲んだ後、少なくとも8時間はあけてシーウォーカーを楽しみましょう。アルコールを飲みたい場合は、アクティビティが終わってからにしてくださいね。
海中の生物には触らない
カラフルなサンゴ礁や熱帯魚を見ていると、つい手を伸ばして触ってみたくなります。しかし、中には有毒のものもありますので、どんなにきれいだと思っても手を触れないようにしましょう。サンゴは意外と鋭く、少し触れるだけのつもりが肌を傷つけてしまうことがあります。
海外旅行中は小さな擦り傷でも油断できません。慣れない環境で、傷口が感染してしまうこともあるからです。また、海中の生物はみなデリケートなので、人間が触ることは彼らにとってストレスです。美しいセブ島の海洋環境を守るためにも、生き物たちは目で見て楽しむだけにしましょう。
落ち着いた気分で体験しよう
シーウォーカーはとても安全度の高いアクティビティですが、パニックになると事故を招いてしまうこともあります。
ゆっくりと呼吸を整えたうえで、シーウォークを始めるようにしてください。
マリンスポーツは規則やルールを守ってこそ、楽しめるアクティビティです。スタッフの指示に従い、勝手な行動やルール違反の行いはしないようにしましょう。
セブ島のシーウォーカーによくある質問
セブ島でのシーウォーカーに関連して、よくある質問を集めてみました。
セブ島シーウォーカーで海底世界を楽しもう!

セブ島で人気のアクティビティ、シーウォーカーについて紹介してきました。専用のヘルメットをつけることで、海底でも違和感なく呼吸ができます。泳ぐのが苦手な人にとっては、とてもうれしいアクティビティですよね。
大人数でワイワイ楽しめるのも魅力の一つです。セブ島でのシーウォーカーエリアには複数の写真撮影スポットが設置されているので、記念撮影も楽しみの一つです。美しい南国の海底を背景に、思い出の写真をたくさん撮りましょう!