セブ島在住の日本人が本当に人気のツアーを厳選しました。
ジンベイザメと泳ぐ、ボホール島でターシャ探し、アイランドホッピング、、、
満足度の高いセブ島のオプショナルツアーは以下から探せます!!
セブ島の東側にある比較的大きな島、ボホール島。そこにある人気観光地が、チョコレートヒルズです。ボホール島はセブ島からは高速フェリーで2時間の距離にあり、日帰りで訪れる人も多いです。
ここでは、ボホール島に行くなら必ず訪れたい観光スポット、チョコレートヒルズについて紹介しています。チョコレートヒルズへの行き方と楽しみ方、注意点とツアー内容などを一気にまとめました。ボホール島観光の際は、ぜひチェックしてみてください。
ボホール島のチョコレートヒルズについて
ボホール島の中でも最も有名な観光スポットが、チョコレートヒルズです。「チョコレートヒルズ」と聞くと「甘いの?」「食べられるの?」と思うかもしれませんね。でも、チョコレートヒルズといってもチョコレートでできているわけではありません。
フィリピンで10番目に大きな島、ボホール島は自然がいっぱいの島です。そんな島にある、摩訶不思議な地形が「チョコレートヒルズ」です。
島には、50平方キロメートルの範囲にわたって、大小さまざまな円錐状の丘が連なっている場所があります。これが「チョコレートヒルズ」と呼ばれているのです。
丘の高さはまちまちですが、だいたい40~120mくらいです。その数、実に1200とも1700ともいわれており、その景色は圧巻です。ちょっと他では見られない風景だと思いますよ。
チョコレートヒルズは丘の集まりですので、丘と丘との間を歩くこともできます。でも、景色として楽しむなら、高い場所からの展望がおすすめです。
上から見下ろすチョコレートヒルズはまさに息を呑む美しさです。チョコレートヒルズには展望台が設置されているので、そこから景色を楽しんだり写真撮影することができるのです。
ボホール島チョコレートヒルズの名前の由来
チョコレートでできているわけでもないのに、なぜ「チョコレートヒルズ」なの?と思われているかもしれませんね。
チョコレートヒルズという名前の由来は、丘の表面が乾燥して茶色に色づいた様子が、まるでチョコレートのように見えるから、というものです。
「丘」といっても、日本の山のように森林があるわけではありません。木はほとんど生えていなくて、丘の表面は背の低い雑草で覆われています。
暑い日には日差しがかなり強烈に降り注ぐのが、フィリピンです。丘を覆う雑草は、乾季になると、一気にチョコレート色に染まってしまいます。
その姿はたしかに、あるメーカーのチョコレートの形に似ています。アメリカからの観光客が「チョコレートみたいね」とつぶやいたことから、その名前が付いたというエピソードも残っています。
ボホール島チョコレートヒルズはどうやってできたの?
円錐形の丘が次々と連なるチョコレートヒルズの姿は、ポコポコしていてかわいらしいです。でも、どうしてそんなおもしろい地形ができてしまったのか、その形成理由については未だはっきりとは解明されていません。
一つには、数百万年前に起こったマグマ活動によって、地面が隆起してできたという説があります。土地が隆起したあとに、雨水などによってやわらかい部分が浸食され、今のような地形になったのだとか。
そもそもこの地域はサンゴ礁で出来ており、それが隆起したとして、植物は育ちにくい環境にあります。そのため、森林などが栄えることなく、低木や雑草しか育たず、チョコレートヒルズができあがったというわけです。
ともかく、謎が多いチョコレートヒルズですが、それだけに観光地としてはミステリアスでワクワク感が高まります。チョコレートヒルズが今の地形にできあがった理由については、伝説も残されています。
ボホール島チョコレートヒルズにまつわる伝説
どんないきさつで、摩訶不思議な地形になったのかわからないチョコレートヒルズには、それにまつわる伝説があります。有名なものは、昔々巨人たちが喧嘩をするときに石を投げつけて戦ったという伝説です。
巨人ですから投げつける石も巨大です。そのときの石が残って丘となり、チョコレートヒルズが形成されたというわけですね。
あるいは最愛の恋人を失った巨人が流した涙がチョコレートヒルズになったという話もあります。かなり大きな涙の粒です。そんなロマンチックな伝説も、「本当かも?」と思えてくるくらい、チョコレートヒルズの風景はミステリアスなのです。
ボホール島チョコレートヒルズのベストシーズン
ボホール島は年間を通して暖かく気候が安定しています。そのため、いつ訪れても楽しめる島です。
ただし、チョコレートヒルズを見に行くなら、丘が茶色に色づく乾季がおすすめです。ボホール島の乾季は12月から5月、雨季は6月から11月ごろになっています。
乾季の間でも、終わりごろの4月から6月にかけてが、チョコレートヒルズがもっともチョコレート色になる時期です。そのため、この期間がチョコレートヒルズのベストシーズンになります。
しかし、それ以外の時期に行ってもチョコレートヒルズを見ることはできます。雨季のチョコレートヒルズはみずみずしい緑色で、それはそれで美しいです。
現地では、緑色の時期のチョコレートヒルズを「ミントチョコレートヒルズ」ということもあるようです。日本式に「抹茶チョコレートヒルズ」といってもいいかもしれませんね。
私が訪れたのは5月だったので、ちょうど緑色から茶色へ変化しているときでした。確かに茶色い丘のほうがチョコレートヒルズっぽいのですが、青々とした丘もきれいでしたよ。
ボホール島チョコレートヒルズの楽しみ方!
ボホール島チョコレートヒルズの楽しみ方は、一つだけではありません。周辺にはさまざまなアトラクションが用意されているので、合わせて楽しみたいものです。
チョコレートヒルズ展望台
チョコレートヒルズは複数の丘の連なりですので、丘のそばを歩いたり、バイクで走りながら眺めることもできます。
でも、せっかくチョコレートヒルズに行くなら、上から見渡したいですよね。
チョコレートヒルズがそれらしく見えるのも、たくさんの丘を上から眺めたときです。
チョコレートヒルズの中でも比較的高く、一番よく見渡せる場所に、展望台が設置されているので、そこを訪れてみましょう。
展望台は、ボホール島のメインストリート沿いに駐車場があります。そこからさらに丘を登らなくてはいけませんが、駐車場と展望台入口まではミニバンが往復しており、それに乗っていくことができます。
また、チョコレートヒルズを含むボホール島ツアーに参加するなら、上までの交通手段も手配してもらえます。
展望台の入口からはさらに200段ほど階段を上ることになります。この間は交通手段がなく、エレベーターやエスカレーターもありませんから自力で登るしかありません。
ちょっとしんどいですが、上からの景色は圧巻なので、ぜひがんばって登ってください。
入場料
展望台の入場料は大人100ペソです。展望台は複数のセクションに分かれており、チョコレートヒルズの風景を360度眺めることができます。
そのほかにも、チョコレートヒルズ周辺ではいろいろなアクティビティが楽しめるスポットがあります。
四輪バギー(ATV)
チョコレートヒルズの展望台から見下ろすことができますが、すぐ近くに4WDバギーに乗れる場所があります。バギーに乗れるショップはいくつかありますが、ツアーに含まれている場合もあります。
1人乗りと2人乗りのタイプがあり、運転免許証は必要ありません。でも、小さなお子さんは運転できません。
運転に自信がない人も、スタッフが同行してくれるので安心です。写真撮影もスタッフの人が行ってくれるので、ステキな思い出作りができますよ。
ただし、水たまりがところどころにあったりして泥が跳ねることがあるため、汚れてもいい服装で行くようにしましょう。お店によっては、ビニールコートみたいなものやサンダルを貸し出してくれるところもあります。
ジップライン
いくつかあるチョコレートヒルズ周辺アクティビティの中でも人気なのがジップラインです。
ジップラインとは、空中に渡されたロープに専門のギアでぶら下がり、滑車でロープを滑り移動するアトラクションです。
ターザンになった気分で空中を滑り降りるスリリングな感覚が味わえます。同時にチョコレートヒルズの景色も楽しむことができますよ。
空中自転車
空中自転車と聞くと、まるでサーカスの出し物みたいですが、誰でも参加できるアトラクションです。バイクジップラインとも呼ばれています。
自転車が上下のロープに挟まれた状態になっており、チョコレートヒルズを見下ろしながら空中をサイクリングできるアクティビティです。高所恐怖症でなければ、アドベンチャー感がたまらないスポットでしょう。
空中を走りだしてしまったら途中で引き返すことはできません。精神集中してから一気に走り抜けましょう。
ボホール島チョコレートヒルズまでの行き方
セブ島からボホール島へ
チョコレートヒルズはボホール島にあります。ボホール島はセブ島の東に位置し、フィリピンの島の中では10番目に大きな島です。セブ島からは高速フェリーが運航しており、およそ2時間の距離です。
フェリーは頻繁に出ていますが、チョコレートヒルズ展望台は人気観光地ですので混み合うことがあります。他の観光客が少ない時間を狙うなら、朝早めの船に乗るほうがよいでしょう。
セブ島から自力で行く場合、セブ島の「Pier1」港からフェリーに乗ります。セブ島からの高速フェリーは、ボホール島のタグビララン港に着きます。
タグビララン港からチョコレートヒルズへ
タグビララン港からチョコレートヒルズに行くには、バスかタクシーを使うことになります。ただし、ローカルバスは非常に時間がかかります。タクシーの方が早くて快適なのでおすすめです。
タグビラランからチョコレートヒルズまではタクシーで約1時間です。
また、ボホール島の南西にあるパングラオ島には空港があり、マニラからの便が就航しています。
あるいは、ボホール島観光ツアーに参加してチョコレートヒルズを訪れることもできます。チョコレートヒルズはボホール島を代表する観光スポットですので、たいていのツアーには含まれています。
ボホール島の観光地は公共交通機関ではアクセスしにくい場所が多いので、ツアーに参加すればそれらを効率よく回ることができます。
セブ島からのツアーであれば、高速フェリー代が含まれている場合が多く、ホテルまでの送迎が含まれるものも多いです。日本から予約申し込みできるツアーもあるので、チェックしてみてください。
ボホール島チョコレートヒルズのモデルツアー
ボホール島のツアーには、必ずといっていいほどチョコレートヒルズが含まれています。そんなツアーの流れを紹介しておきましょう。
セブ島で滞在しているホテルまで、ツアーの車が迎えに来ます。
ボホール島までは片道2時間かかりますし、見どころも多いので、午前5時〜6時の早朝出発ツアーが人気です。
現地ガイドがつきますが、日本語ガイドが選べるツアーもあります。
セブ港から高速フェリーでボホール島のタグビララン港へ渡ります。
フェリーのチケット手配や乗船手続きはガイドさんが行ってくれます。
タグビラランから車でチョコレートヒルズへ向かいます。
途中で朝食を取るコースもあります。
チョコレートヒルズ展望台に上るのはもちろんですが、周辺で行われているアクティビティに参加することもできます。
ボホール島の見どころの一つ、ロボック川をクルーズします。
水上レストランでブッフェランチをいただきます。
ジャングルの中の川をクルーズするのは、秘境感満点です。
熱帯雨林の動物たちに出くわすこともあるかもしれません。
巨大ヘビとの撮影タイムが設けられているツアーもあります。
世界最小のメガネザル、ターシャが生息する自然保護公園を訪れます。
ターシャは体長10㎝の小さなサルです。
木の枝にちょこんとのっていることがあるので、目を凝らして探してみてください。
ボホール島で最も歴史のある教会です。
サンゴと卵白で作られている外壁がユニークです。
神々しい壁画に包まれた大聖堂で癒されましょう。
教会訪問のあとはボホール島からセブ島までフェリーで戻ります。
セブ島到着は午後6時〜7時ごろのツアーが多いです。
そこからはホテルへ直帰するのもアリですし、屋台などに寄り道するのもいいかもしれませんね。
ボホール島チョコレートヒルズへ行くときの注意点
ボホール島のチョコレートヒルズに出かける際に気をつけたいことと準備について、説明しておきます。
歩きやすい靴で
チョコレートヒルズ展望台は、階段が200段以上あります。階段はよく整備されていますが、観光客で混み合う時間帯に狭い階段を上らなくてはならないこともあります。
ヒールの高い靴は危ないので、歩きやすい靴で行くことをおすすめします。ジップラインなどに参加する場合も、ヒールは危険です。
また、雨季に行く場合は雨上がりの階段を歩く必要もあるかもしれません。そんなときも履きなれた運動靴の方が安心ですよね。
日焼け対策
チョコレートヒルズの展望台からは360度の風景が楽しめますが、言い換えれば日光を遮るものはありません。展望台までの階段も日陰はないので、日焼け対策を行っていきましょう。
日焼け止めクリームはもちろん、帽子やサングラス、スカーフなどがあると紫外線を遮ることができます。日傘は、チョコレートヒルズの階段を上ることを考えると、少し不便かもしれません。
エアコン対策も
ツアーで行く場合はチャーター車ですから、エアコン調節も可能です。でも、フェリー内はエアコンが効きすぎていることが多いので、エアコン対策として羽織るものを持参することをおすすめします。
カーディガンや長袖のシャツであれば、日焼け対策としても有効です。
汚れてもいい服装で
バギーなどのアトラクションを利用する場合は、汚れてもいい服装で参加するのがおすすめです。ぬかるんだ道の泥が跳ねかえって、服が汚れてしまうことがあるためです。
汚れてもいいようにレインコートみたいなものを持参するのもいいと思います。
必要な人は酔い止めを
セブ島からボホール島へのフェリーは所要時間片道2時間です。船酔いが心配な方は酔い止めなどを持参しましょう。
ボホール島チョコレートヒルズに行こう!
ボホール島に行くならぜひとも訪れたいのが、チョコレートヒルズです。ネーミングもそそられる名前ですが、同様の地形は他ではあまり見られません。
どのようにして出来上がったのか、謎に包まれたチョコレートヒルズですが、そんなミステリーも冒険気分を盛り上げてくれます。
また、チョコレートヒルズの景色を楽しむだけでなく、ジップラインやバギーなどのアトラクションも豊富です。大人だけでなく、家族連れで、思う存分楽しめるスポットになっています。
セブ島からのツアーなら、ガイドもつきますし、現地についてからの面倒な手続きも不要です。英語が苦手な人は日本語ガイドを頼むことができますが、その場合は日本出発前に確認するのがおすすめです。
ぜひ、早めにチェックしてみてくださいね。