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【ぼったくり対策】セブ島タクシーを完全攻略する方法を解説(料金システムあり)

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フィリピンのセブ島へ旅行や留学で訪れる際に絶対に必要になる移動。電車などのインフラがまだまだ整っていないセブ島ですので、移動は車、バイク、バス(ジプニー)が主要な移動手段となります。

不慣れな外国人が、いきなり現地フィリピンと同じ移動手段を使うのはなかなかハードルが高いです。この記事では、外国人がセブ島で安心して利用できる移動方法を紹介していきます。

目次

セブ島のタクシーは4種類

セブ島での一般的なタクシーの種類は主に4種類です。白い色のタクシーは一番初乗りが安く、街のいたるところで見かける1番一般的なものです。他、少し割高になる空港専用の黄色のタクシーと、Grabタクシーとよばれる配車アプリで呼べるタクシー。

そしてコロナ禍に登場したのかプレミアムタクシーと呼ばれる黒色のタクシーです。白い色のタクシーより高いですが、車体が大きくたくさん荷物があっても大丈夫です。また、乗りごごちも良いです。

 一般的なタクシー(白色)

白色タクシーは初乗りが一番安く大衆向けです。初乗りは40ペソ(日本円で100円ほど)です。日本のタクシー料金と比べるとかなり安いですよね。ただし、白色のタクシーに快適な乗り心地を求めてはいけません。

車体がボコボコだったり、車内のシートが剥がれているなど、綺麗で整備が行き届いていそうなタクシーはあまり見かけません。たまに新車に遭遇することもあるので、運次第です。

 エアポートタクシー(黄色)

マクタン空港専用のタクシーです。初乗りは70ペソ(日本円で190円ほど)で白色タクシーよりも割高です。エアポートタクシーは滞在先のホテルなどと空港までを定額で乗ることもできます。その場合の費用はタクシー乗車前に交渉して決める必要があります。また白色タクシーと同じ制度であるメーター制でも乗車することができます。

サービスに関しては白色タクシーと比べてさほど変わらず、乗車費用は割高になるため、エアポートタクシーに乗るメリットはあまりないというのが一般論です。ただ空港ではいつも空いているので並ばずともサクッと乗車できるのでその点はいいかもしれません。

 Grabタクシー(白色または一般乗用車)

最近のメジャーなタクシーはもっぱらGrabタクシーです。安心してタクシーに乗りたい場合はこれ一択です。Grabタクシーはスマートフォンの配車アプリ「Grab」で簡単にタクシーを呼ぶことができます。車体は主に個人が所有している一般車か、白色タクシーになります。

アプリで配車依頼をする際に、白色タクシーか一般タクシー(4人乗りまたは6人乗り)など細かく設定することができます。乗車前に値段やルートなどが確定するので安心です。

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 プレミアムタクシー(黒色)

コロナ禍に搭乗した黒い車体のタクシーです。プレミアムタクシーは車高が高く、広く、車体もきれいな高級タクシーです。黒タクシーは車体によって種類がさらに4種類に分かれています。

INNOVA,MONTERO,FORTUNER,GRANDIAの4種類です。白タクシーと同じ列にならんでいます。

セブ島のタクシー料金

タクシー料金はタクシーの種類によって異なります。ここでは料金に焦点をあてて解説していきます。

 一般的なタクシー(白色)

初乗り40ペソ、1kmあたり13.5ペソかつ渋滞時の待ち時間2分ごとに2ペソが追加されます。港空からセブシティ中心やマクタン島の主要ホテルまでは約300から400ペソ程度で行けますが、渋滞の程度で変わります。メーターで計算されるので、乗車する際にメーターが押されたかどうか確認する様にしましょう。

空港から乗る際には注意が必要です。「空港の使用料」やら、「空港での駐車場代」やら、「荷物が多いためのトランクへの荷物の乗り入れ分」やら、いろいろな理由をつけてメーター以上の金額を要求される場合がありますが、それは全部嘘です。

メーター分を支払えば問題ないのでメーターに記載されている料金を支払うようにしましょう。ただ、まれに郊外など、帰りにお客が捕まらなそうな場所へ向かう場合は50ペソを追加で支払う必要もあるのでその場合はきちんと支払いましょう。

 エアポートタクシー(黄色)

初乗り70ペソ、300mあたり4ペソかかります。こちらも港空からセブシティ中心やマクタン島の主要ホテルまでは約300から400ペソ程度で行けます。白色タクシーより少し割高ですが、多くても100ペソ程度ほどです。事前交渉する場合は目安にするといいでしょう。

また、メーター制の場合はきちんとメーターが動き始めたことを確認するようにしましょう。

 Grabタクシー(白色または一般乗用車)

Grabタクシーは港空からセブシティ中心やマクタン島の主要ホテルまでは約400から500ペソ程度で行けます。乗車料金は割高ではありますが、一番安全です。アプリで車を予約した際に、AIによって混雑や走行距離を考慮して確定されるので、事前に料金を把握することができます。

また事前にクレジットカードを登録しておけば、ドライバーに直接現金を支払う必要もないので、お釣りをくれないトラブルに合いません。ドライバー自身も事前にGrabドライバーとして登録しているため、素性が知れたドライバーの車に乗車することができることもより安心に利用できます。また乗車履歴としてアプリ上にも残ります。

 プレミアムタクシー(黒色)

プレミアムタクシーのINNOVAは初乗り50ペソ、1kmあたり17.5ペソかつ渋滞時の待ち時間2分ごとに2.5ペソが追加されます。INNOVA以外の種類は初乗り60ペソ、1kmあたり20ペソかつ渋滞時の待ち時間2分ごとに3ペソが追加されます。他のタクシーと同様にメーターで計算されるので、乗車する際にメーターが押されたかどうか確認する様にしましょう。

セブ島のタクシーでの支払方法

セブ島のタクシーは現金払いのみです。クレジットカードは使えません。

さらに、おつりをくれないというトラブルが散見されるセブ島。タクシーに乗る場合は細かいお金を用意してから乗るようにしましょう。またフィリピンではチップ習慣はありません。メーターに記載されている金額を払えば問題ありません。

セブ島のタクシーの乗り方

どのタイプのタクシーに乗るときも共通点としては、タクシーへ乗車する場合、日本とは違い自動ドアではないことにまず注意しましょう。乗り降りの際は自分でドアの開け閉めをしましょう。トランクへ荷物を積む場合も、トランクを開けてほしいことを伝えて自分で積み込みします。

イエロータクシーや、親切なドライバーにあたった場合は荷物を積むのを手伝ってくれます。そんな親切を受けた時はチップをあげてもいいかもしれませんね。

 空港から乗車

空港からは24時間タクシーに乗ることができます。空港から乗車する場合は、受付スタッフから車のナンバーが書かれた小さい紙が渡されますので、無くさないようにしましょう。

これはドライバーへの悪質な行為の抑止力となっているものです。何かトラブルがあった場合に乗客がその紙に書かれた電話番号に電話すると、タクシードライバーは出禁となり、今後働くことができなくなるシステムです。

 滞在先のホテルやコンドミニアムから乗車

滞在先のホテルなどには、タクシーを呼んでくれる係員がいます。ホテルやコンドミニアムのスタッフが手配してくれたタクシーにのると比較的安心して乗車することができます。

万が一、ドライバーが悪質な行為をした場合、出入り禁止の対応をしてくれます。

 街中で流しを捕まえる

街中で走っている白色タクシーを停めて乗車することができます。日本と同様に手を挙げれば止まってくれます。流しのタクシーはもし悪質行為をしてもペナルティが無いので、乗客にとっては一番リスクを伴います。そんなドライバーと遭遇しないためにもなるべく利用しないことをおススメします。

 配車アプリGrabを使う

タクシーに乗ることに不安がある場合はGrab利用をおススメします。Grabタクシーは予約時に目的地、乗車する場所、そのほか車体のタイプを選択するだけで近くにいるGrabタクシーが指定された乗車位置まで来てくれます。フィリピンについてすぐに利用を開始したい場合は、日本で事前にアプリをダウンロードし、日本の電話番号で登録まですましておきましょう。

クレジットカードも登録しておけばなお完璧です。最近はeSIMを事前に日本で購入し設定まですませておくこともできます。そうすれば、フィリピンに着いてすぐに、日本でUberを使う感覚でGrabを使うことができますよ。従来のSIMカードの使用やポケットWiFiでも問題なく使えます。

また、実際にGrabタクシーを使用するとき、まれにドライバーからチャットが来ることがありますが言語設定で自動的に日本語に翻訳されます。

セブ島のタクシー乗車時の注意事項

タクシーへ乗車後はドアのロックをかけるようにしましょう。信号が止まった瞬間にストリートチルドレンなどの物売りがドアを開けてくる場合もあります。強盗にあうリスクもあり得ます。

また、フィリピン人はフレンドリーな人が多く運転しながらしゃべりかけてくるドライバーも多いです。単純に会話を楽しみたいドライバーもいますが、「セブ島初心者の日本人」をカモとするためだけに話しかけてくる場合もあります。ほどほどに警戒し、自分の素性をペラペラとしゃべらないほうが身のためです。

 メーターの確認

セブ島には悪質なタクシードライバーも、わりといます。タクシーが走り始めて、わざとメーターを押さず、下車する際に割高な料金を請求してくるケースなどです。

白色のタクシーの初乗りは40ペソなので、メーターが40ペソから回り始めていることを確認するようにしましょう。また、もっと悪質なものにメータ―の設定をかえているドライバーもいます。10分程度で100ペソ位上がる位が丁度いいですが、メーターが回るのが異様に早いケースなどです。

 少額の現金を用意

セブ島のタクシーはクレジットカードが使えず、現金払いのみです。

そして、悪質ドライバーもそうですが、フィリピンでは「おつりが無い」と言われる場面が割とあります。1000ペソや500ペソ札を出すと、おつりが無いといわれ、そのまま持っていかれます。タクシーに乗る場合は100ペソ札や100ペソ札以下の細かい金額を持ち合わせて乗るようにしましょう。

フィリピンペソに関する知識は「フィリピン・セブ島の通貨「ペソ」で旅行はもう困らない!」にて紹介しています。

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 深夜のタクシー利用はGrab利用

強盗などの犯罪に巻き込まれないことが重要です。深夜にタクシーに乗るのはトラブルを防ぐために一人では乗車せず、複数人で乗るように心がけましょう。

どうしても一人で乗車する場合はGrabタクシーの利用が安心です。Grabタクシーのドライバーは個人情報を登録しており、犯罪に巻き込まれない仕組みが整っているためです。

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よくあるタクシートラブルと対処法

よくあるタクシートラブルとしては金銭トラブルとしては「ぼったくり」と「おつりをくれない」のケースです。タクシーに乗る場合は100ペソ札や100ペソ札以下の細かいお金を用意することを徹底すれば回避できるトラブルです。

 タクシー料金でぼったくられた場合

ぼったくりにあった場合はこちらが怒ったりしてドライバーを罵倒したりして喧嘩になるようなことは絶対に避けるべきです。フィリピンは銃社会なので、タクシードライバーが銃を隠し持っているようなこともあり得ます。まずは冷静に、メーターを回してほしいことを伝える程度のリアクションはしてみましょう。効果がなければ、運がなかったと思って諦めるほうが賢明です。たかだか数百円程度です。

しつこく説得などはやめておきましょう。ただ、黙って指をくわえてぼったくられるだけなのも悔しいので、下車してからタクシー会社へ問い合わせすることをおすすめします。その際には、車体の側面にあるタクシー会社名やナンバープレート、運転席の許可証の写真などを撮影しておくと、スムーズです。また空港などの乗車時にももらった紙に書かれた電話番号へ電話して、被害を訴えることもできます。

 タクシーに忘れ物をした場合

セブ島のタクシーに忘れ物をした場合、返ってくることはまず無いと思った方がいいです。

ですが、タクシー会社へ問い合わせをしてみるのは一つの手段です。問い合わせには、車体の側面に記載があるタクシー会社名やタクシーのナンバープレートの番号などの情報が必要になります。それらの写真をとっておくのもおススメです。また、支払い時のレシートに問い合わせに必要な情報がのっているのでレシートはちゃんと貰っておきましょう。

セブ島のタクシー以外の交通手段

セブ島ではタクシー以外にも交通手段があります。セブ島に少し慣れてきたり、目的先が長距離の場合などの理由に合わせて交通手段を選びましょう。

 バイクタクシー

セブ島のローカルはバイクタクシーもよく利用されています。セブ島は渋滞するので目的地へつく時間が早くなります。値段もタクシーより約半分ほどで乗れるのでリーズナブル。しかし事故が起きたとき、1番危ないです。Grabタクシー同様に配車するアプリAngkas、Moveitなどがあります。

 ジプニー

いわゆるバスの様な乗り物です。見た目が派手で、フィリピンを象徴する乗り物です。大体数10人ほど乗れますが、日本の様に満員の時はそれ以上になります。ジプニーは車の後ろから乗ることができます。ジプニーはそれぞれ決まった区間を往復しています。区間は車体の横に書いてあるので確認してから乗りましょう。値段は13ペソから始まりその後は1キロメートルごとに2ペソ増えていきます。(2023年10月時点)支払うタイミングは移動中か下車する時です。

 トライシクル(バイク型)

三輪のタクシーです。バイクの横にサイドカーを取り付けた乗り物です。トライシクルによって大きさが異なりますが、大体3から4人くらいのサイズのものや、7人くらいまで乗せるサイズもあります。乗る前に行き先を伝えて値段の交渉をしてから乗りましょう。長く座っているとお尻が痛いので、長時間の移動には向いていません。

 旅行会社の配車サービス

セブシティから出て、グループで少し遠出する様な時に便利なのが、ツアー会社などが取り扱っている運転手付きのレンタカーです。フィリピンでは自分で運転するレンタカーよりも、運転手付きのレンタカーの方が主流です。日本のレンタカーのように、8時間、10時間、など時間毎、車のサイズもセダンからバンまで、自分の好みで借りることができます。

旅行会社の配車サービスとして、レンタカー以外にも、指定された場所間の送迎サービスもあります。例えば空港からホテルまでの送迎、主要観光地までの乗合送迎などです。じれらはKlook、 Kkdayなどの大手サイトでも多数取り扱っており、ネットで簡単に予約することができます。

まとめ

セブ島での移動は日本とは違うことも多いですが、事前に調べておけば、怖いことはありません。今のセブ島は変化の過渡期です。例えば少し前までは、白タクシーが主流でしたが、今ではGrabタクシーの割合がグンと増えています。また、ジプニーの車体に関しても、だんだんと新型バス仕様に変わりつつあります。数年後にはジプニーは街から姿を消しているかもしれません。

セブ島へ行く前には、現地の最新情報を調べてから行く様にしましょう!

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この記事を書いた人

セブ島在住者による観光ウェブマガジン。大手雑誌会社出身の編集部&観光のセブ島を隅々まで知り尽くしたプロ集団。

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